ディズニー新ヒロイン声優の斎藤瑠希、楽曲歌唱に「膝が震える」
ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ミラベルと魔法だらけの家』の公開記念スペシャルイベントが22日に都内で行われ、オーディションでヒロイン・ミラベルの日本版声優を勝ち取った新人女優・斎藤瑠希がその喜びを語るとともに、メイン楽曲を歌唱した。この日は、斎藤とともに日本版声優を務めた、ゆめっち(3時のヒロイン)、平野綾も来場した。
本作は、魔法にあふれた世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカルアニメ。5歳の誕生日を迎えると、不思議な家から“魔法のギフト(才能)”をプレゼントされるマドリガル家に生まれるも、たった一人だけ魔法のギフトをもらえなかったミラベルが、家に危険が迫っていることを知り、家族を守るために行動を起こす姿を描く。
ミラベル役に大抜擢された斎藤は、「生活が180度変わった感覚です。小さいときから観ているディズニー作品に関わらせていただけることは光栄です」と感激しきり。同役は「めげずに自分なりの力で前を切り開いて進んでいく姿が魅力的」と語ると、「(ミラベルと同じく)わたしも三女の末っ子で共感できる部分があったので、リアルな気持ちでアフレコに挑ませていただきました」と振り返った。
肝心な歌唱については、「日本人には馴染みのないリズムやグルーヴ感のラテン系で、早口の曲もあり、自分自身チャレンジでしたが、全身で音楽を感じながら歌わせていただきました」と話すと、「楽しさが伝わればいいな」と呼びかけた。そして、普段は前向きで明るいミラベルが心に抱える葛藤を明らかにするメイン楽曲「奇跡を夢みて」を、伸びやかな歌声で情感たっぷりに生歌唱。斎藤は、「(歌い終えた)今でも膝が震えるくらい……」とはにかみながら、「何度も脳内でシミュレーションしてきたこの日がやっと来て、こういう風に披露できたことが夢のよう」と喜んだ。
そんな斎藤の歌声について、歌手としても活躍する平野は、「一言目を発した時から場の空気を変えられる方ってなかなかいないけど、彼女はそれを持っていて、まっすぐに自分の思いを相手に届けられる。すごいギフトを与えられたと思います」と感嘆した。
『モアナと伝説の海』や本作の音楽を担当したリン=マヌエル・ミランダからもコメントVTRが届けられ、「とてもきれいな歌声で、日本語を操るミラベルに会えたようだ。素晴らしい。ありがとう!」と感謝の言葉を送られると、斎藤はこのビッグサプライズに「ありがとうございますという言葉しか出てきません」と感動していた。(錦怜那)
映画『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日より公開