マイファス新曲が『マトリックス』最新作の日本版インスパイアソングに
キアヌ・リーヴス主演の大ヒットSFアクションシリーズ第4弾『マトリックス レザレクションズ』の日本版インスパイアソングに、人気ロックボンド・MY FIRST STORYが書き下ろした新曲「PARADOX」が決定した。
【動画】日本版インスパイアソングが流れる『マトリックス レザレクションズ』CM映像
シリーズ第4作目となる本作は、世界がまだ仮想世界(マトリックス)に支配されており、主人公ネオが救世主ではなかったらという展開が描かれる。監督はシリーズ生みの親であるラナ・ウォシャウスキー。キアヌやキャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット=スミスらが続投するほか、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、ジョナサン・グロフ、ニール・パトリック・ハリス、クリスティナ・リッチらが新たなメンバーとして加わる。
『マトリックス』シリーズの大ファンだというヴォーカルのHiroは、「自分自身にとって洋画の代名詞であり、また青春時代の思い出として残っている」と自身の思い出を語った。楽曲の一部が流れるCM映像も公開され、『マトリックス』の世界観をイメージして制作されたアップテンポでパワフルな楽曲を聴くことができる。(今井優)
コメント全文は以下の通り。
MY FIRST STORY(Hiro)
日本版インスパイアソングのオファーを受けたときは、シンプルにすごくうれしくて、とても光栄でした。小さい頃から見ていた『マトリックス』シリーズに携われるというか、一緒に何かできるというのがすごく自分にとって光栄なことだなと思いました。
『マトリックス』は、僕にとってはやっぱり洋画の代名詞というか。日本でも知らない方がいらっしゃらないぐらい有名だと思うのですが、青春の思い出として残っています。初めて観たときは、アクロバティックでCGもすごくて、「なんかすごい映画があるな」という印象だったんですけど、改めて大人になって観てみるととても深くて。仮想空間なのか現実なのかという線引きだったり、ボーダーラインがちゃんと描かれていて、大人になって観るとより面白いなと思いました。
「PARADOX」を制作する上では、『マトリックス』の世界観にどこまで近づけているか分からないんですけど、僕の中ではストーリーがあって。例えばネオだったらどう考えるのかとか、トリニティーだったらどう考えるのかとか、モーフィアスだったらどう考えるのかという視点で考えたり、全体像で物語を俯瞰的に見て制作しました。歌詞を書くにあたっては、『マトリックス』シリーズを観直しました。ワードやセリフなど、歌詞が要所要所に散らばっていたりするので、そこに注目して見てもらえたらなと思います。今までの僕らの楽曲とはちょっと違った感じになっていると僕は思っているので、新しいMY FIRST STORYを楽しんでいただけたらなと思っています。
『マトリックス』は三部作で完結はしている中で、結構期間が空いて今回の新作が登場します。CGの技術や作品としての完成度がどんどん高くなっていると思うのですごく楽しみです。