有村架純、大河初出演!「どうする家康」で松本潤と夫婦役
有村架純が29日、松本潤が徳川家康役で主演を担う2023年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」の出演者発表会見に出席し、初出演の大河ドラマでヒロイン役を務めることが明かされた。ほか、岡田准一、ムロツヨシ、野村萬斎、阿部寛の出演が発表された。
ドラマ「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」で知られる脚本家・古沢良太が、徳川家康の生涯を新たな視点で描く本作。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし、三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主として生きる運命を受け入れて乱世に飛び込む。
家康を一番知り尽くした正室・瀬名/築山殿を演じる有村は、主演を務めた2017年度上半期放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の撮影を思い返しながら、「大河のスタジオが隣で、出演されている方やスタッフさんたちと直接交流はなかったですけど、一緒に頑張って乗り越えている感覚があって、大河ドラマを意識するようになりました。出演が決まったときは、憧れがあったのでうれしかったです」とにっこり。
松本とは三度目の共演で、「一度目は兄妹、二度目は先生と生徒のこじらせた恋愛、次は明るく楽しい夫婦漫才を繰り広げるような関係性なので、とっても楽しみです」と声を弾ませた。また、築山殿は“悪女”とされているが、古沢は「本当は違うのではないか」という考えによって脚本を書いているそうで、有村は「築山殿の人間味の深さを感じて、演じるのが楽しみになりました」と意欲を見せた。
戦国乱世を最も楽しんだ家康最大のライバル・豊臣秀吉役のムロは、「迷うことはなかったですけど、とにもかくにも驚きました」とオファー時の心境を打ち明けると、「秀吉は一から這い上がってきた男なので、自分の人生に置き換えて、しっかり家康から“勝ち”を勝ち取りたい」と力を込めた。
家康を乱世へと導いた理想主義者・今川義元役の野村は、「29年ぶりの大河ドラマ出演で大変うれしく思っております。古沢さんが、家康を鍛え上げるという魅力的な役にしていただけるようなので期待しております」とコメントVTRを寄せた。
戦国最強のレジェンド・武田信玄役の阿部は、「山の中で鍛えられた自分(武田)が、松本くん演じる徳川家康に地響きのように影響を与えることができたらうれしい」と意気込むと、「過去にいろんな先輩がやられていますが、今回は新しい武田信玄を期待しています」と古沢に思いを託した。
松本は、家康ゆかりの地を訪ねたり、スタッフと「家康像を含め、撮影や衣装、美術の話」などを少しずつしているそうで、「こういう風に進んでいくんだな……と実感しています」と充実感をにじませる。そして、「本当に豪華な方たちと一緒にできることを楽しみにしていますし、自分にプレッシャーをかけて、みなさんと一緒にいい仕事ができるように頑張っていきたい」と目を輝かせていた。(錦怜那)