高橋克実が映画初主演!奥田英朗「向田理髪店」映画化
「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「オリンピックの身代金」などで知られる作家・奥田英朗の連作短編集「向田理髪店」が、高橋克実主演で映画化されることが明らかになった。公開は2022年秋冬の予定となっている。
本作は、寂れた元炭鉱町で困難にぶつかりながらも、理髪店の親子の葛藤を軸に、過疎化・少子高齢化・介護・結婚難などの地方が抱える社会問題を軽妙タッチでユーモラスに描いたヒューマンドラマ。筑沢で理髪店を営む主人公の向田康彦を映画初主演となる高橋が演じるほか、東京で働いていたものの突然帰郷し、「会社を辞めて店を継ぐ」と宣言する息子の向田和正に白洲迅、康彦の相談役となる同級生に近藤芳正と板尾創路、そして息子が理髪店の後継ぎになることを喜ぶ向田恭子に富田靖子がそれぞれふんする。
脚本・監督を務めるのは、映画『子猫の涙』『女の子ものがたり』『上京ものがたり』などの森岡利行。撮影は福岡県大牟田市を中心に福岡県オールロケにて行われる。森岡監督による奥田英朗原作の映画化としては、野村周平が主演した『純平、考え直せ』(2018)に続いて2作品目となる。(編集部・大内啓輔)