ドラマ「最愛」加瀬が犯人なのか…指折り数える演出に鳥肌
吉高由里子が主演を務めるドラマ「最愛」（金曜22時～TBS系）の第8話が3日に放送され、梨央（吉高）を守り続けてきた加瀬（井浦新）に対する疑念が生じた。
15年前に起きた失踪事件が現在の殺人事件へとつながる「最愛」は、殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央（吉高）と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・宮崎大輝（松下洸平）、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎（井浦）を軸としたオリジナルのサスペンス・ラブストーリー。失踪から15年後に白骨遺体で発見された渡辺康介（朝井大智）と、その10日後に遺体で発見された康介の父・昭（酒向芳）、2つの未解決事件をめぐる物語が展開する。
第7話（11月26日放送）のラストで新たな事件が起こり、遺体となって発見されたフリーライターの橘しおり（田中みな実）。第8話ではしおりの事件の捜査や、所在が掴めなかった後藤（及川光博）の行方を追う様子などが描かれたが、終盤で1本のペンが事態を急転させた。
優（高橋文哉）から渡されたペンを見て、何かピンときた大輝。急いで昭殺害事件の資料を見直し、証拠品のペンと似ていることに気づく。「WELLNESS HOME」と刻字されたそのペンは、梨央の母・梓（薬師丸ひろ子）がオープン記念で特注したこの世に5本しかないペンだった。梓に誰が持っているか確認する梨央。梓と梨央、政信（奥野瑛太）、後藤と4人が判明する中、最後の5人目が加瀬だった。
加瀬が事件に関わっている可能性が浮上した瞬間。SNSでは視聴者の感情も大いに乱れ、加瀬に犯罪者になってほしくないという願いと、最愛のために道を踏み外す加瀬を見たいという両極の意見が多数上がった。また、持ち主5人が明らかになっていくシーンで、梨央の手にフォーカスし、指折り数えていく演出には「鳥肌がたった」と絶賛する声が上がっている。
残るはたったの2話。第1話冒頭で描かれた、血に染まる梨央の姿にどうつながっていくのか、注目だ。（清水一）