声優・八奈見乗児さん90歳で死去「ドラゴンボール」ナレーション、「ヤッターマン」ボヤッキーなど

　アニメ「ドラゴンボール」シリーズの北の界王役やナレーション、「ヤッターマン」のボヤッキー役などを務めた声優の八奈見乗児（やなみ じょうじ）さんが、今月3日に亡くなったことが、所属する青二プロダクションの公式サイトで14日に発表された。90歳だった。

八奈見さんのナレーション『DRAGON BALL Z 神と神』予告編

　所属事務所では、「弊社所属俳優　八奈見乗児 儀（享年91）令和3年12月3日 午後10時59分 に90歳を以て永眠いたしました」と報告。葬儀告別式は親族のみで執り行われ「ここに生前の御厚誼に深謝するとともに謹んでご通知申し上げます」としている。

　八奈見さんは、1931年8月30日生まれの東京都出身。RKB毎日放送劇団から俳協を経て、青二プロダクションに所属した。

　「サイボーグ009」のギルモア博士、「巨人の星」の伴宙太、「ゲゲゲの鬼太郎」の一反もめんなどの声を担当。「タイムボカンシリーズ」では、「タイムボカン」のグロッキーや「ヤッターマン」のボヤッキーなど、悪玉トリオの知識担当役で親しまれた。2015年には、病気療養を理由に「ドラゴンボール」シリーズの北の界王およびナレーターを交代していた。（編集部・入倉功一）