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「イカゲーム」イ・ジョンジェ、ディカプリオとの邂逅を振り返る

世界から注目を浴びるイ・ジョンジェ
世界から注目を浴びるイ・ジョンジェ

 Netflixのドラマ「イカゲーム」が世界中で熱い反応を得ている中、命がけのゲームに挑む主人公を演じた俳優のイ・ジョンジェがリモートインタビューに応じ、ドラマの反響を感じた出来事や、12月24日日本公開の出演作『ただ悪より救いたまえ』について語った。

【写真】イカゲームとのギャップすご!『ただ悪』でのイ・ジョンジェ

 「イカゲーム」は負ければ即死の過酷なサバイバルゲームを描いた作品。そのため、韓国では視聴年齢の制限(18歳以上観覧可)が設けられているが、イ・ジョンジェは「子どもが観るコンテンツじゃないにもかかわらず、幼い子どもたちが私に気付いて『イカおじさんだ』と言うんです」と韓国国内でドラマの人気ぶりを実感したエピソードを明かすと、「コンテンツは観ていないんでしょうが、『イカゲーム』の人気がすごいので劇中に出てくるコスチュームを真似して着たり、劇中のゲームを友達とやってみたり、そういう経験をしているんだと思います」と続ける。

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 ドラマの人気ぶりは、ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードでブレイクスルーシリーズ賞(40分以上のシリーズ)を受賞、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマシリーズ)含む3部門にノミネートされるなど、アメリカの賞レースでの結果などからも感じられる。イ・ジョンジェも第79回ゴールデン・グローブ賞で男優賞(ドラマシリーズ)にノミネートされるなど世界から注目を浴びており、彼が10月にInstagramのアカウントを開設し、レオナルド・ディカプリオとの2ショットを公開したことも話題を呼んだ。

 イ・ジョンジェいわく、ディカプリオは「イカゲーム」を「深い部分まで観てくださっていた」そう。「『イカゲーム』で私たちが伝えようとしているメッセージやテーマをキャッチしてくださっていて、そうした部分についてお話してくださったんです。『あぁ、世界的な俳優は他の人のコンテンツを観る時も非常に奥深くまで観ていらっしゃるんだなぁ』と感じました」と邂逅を振り返る。

ただ悪より救いたまえ
『ただ悪より救いたまえ』は12月24日よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー (C) 2020 CJ ENM CORPORATION, HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED

 そんなイ・ジョンジェが、「イカゲーム」とは全く異なる姿を披露した映画『ただ悪より救いたまえ』が12月24日に日本で封切られる。今回演じたのは、復讐のために暗殺者のインナム(ファン・ジョンミン)を地の果てまで追いかけていく残酷非道な殺し屋のレイ。劇中、インナムとレイはタイの犯罪組織や警察まで巻き込み、激しくぶつかり合っていく。

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 レイを演じるにあたり、イ・ジョンジェは「悪役ですが、ただ単に憎まれる悪役ではなく、その魅力を見せたかった」という。「映画のメインストーリーを邪魔しない範囲の中で、どんな風にレイの魅力を見せたらいいのか考えました。ある時にはアクションを通して、ある時には心理的な部分で魅力を見せられるように努力しました」と今回の役づくりについて語る。

 なかでも特に重要視したのは、観客の想像をかき立てるような魅力をキャラクターに持たせることだった。「レイの言動の裏側を読んで、もしかしたら過去はこうだったのかもしれない、今レイは残忍なことを考えているのではないか? でもレイもどこか孤独で悲しみがある人物なのではないか? という風に観客がいろいろと想像できるような人物を作り上げようと思い、かなり悩みました」。あまりセリフが多くないなか、裏社会の人間も手を焼くほどの凶暴さと、ミステリアスさを併せ持つレイの魅力を存分に発揮したイ・ジョンジェの熱演は必見だ。(編集部・吉田唯)

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