西野七瀬、“世界一美しい十字架”の反響に喜び　大変だった撮影エピソードも

　西野七瀬が20日、都内で行われた映画『あなたの番です　劇場版』の大ヒット舞台あいさつに登壇。本作を鑑賞したファンから「世界一美しい十字架」と称賛されていることについての本音や、映画の撮影裏話を語った。この日は共演者の原田知世と田中圭、佐久間紀佳監督も来場した。

西野七瀬の大人な魅力…インタビューカット【フォトギャラリー】

　本作は、年の差カップルの手塚菜奈（原田）と翔太（田中）が、引っ越し先のマンションで殺人ゲームに巻き込まれるさまを描いたドラマ「あなたの番です」の劇場版。ドラマ初回で描かれた、菜奈と翔太の引っ越しの日を起点としたパラレルワールドが展開する。

　公開初日の12月10日から19日までの9日間で観客動員数69.4万人、興行収入9.4億円を突破した本作。原田とともに反響の大きさを喜ぶ田中は、一方で「『あの方はどなたが殺したの？』と聞かれることもあるので、ちゃんとマウントを取って『あっ、わかんない系？』と（上から目線で）返します」といたずらな笑みを浮かべる。マンションの入居者の一人・黒島沙和役の西野は、「友達と一緒に観に行って、終わった瞬間に『すごく面白いね』と言ってもらえて、うれしかったので、まだ観ていない友達を探して、もう一回一緒に行きたいです」と声を弾ませた。

　各々の衝撃シーンについて、知られざるエピソードも語る一同。西野は、船のマストに両腕を広げた状態ではりつけにされた黒島の姿が、ファンの間で「世界一美しい十字架」と話題になっていることを伝えられると「光栄というか、うれしいです」とにっこり。撮影はCG処理をするためグリーンバッグで行ったそうで「想像しながら撮っていました。完成された画を客観的に観ると、すごい画だなとびっくりしました」と驚いたことも明かす。

　続けて「同じ姿勢を続けていると腕が痺れてくるのですが、言い出しにくかったです。お手洗いに行きたいと思っても、（撮影用器具の）セットや解除が大変なので、キリがいいところまで我慢していました」と恥ずかしそうに打ち明けた。

　田中は、手錠をかけられたままでの水中アクションシーンについて「大変でしたが、ちゃんと泳ぎました。ただ、ナイトシーンではプールの中に暗幕が張ってあるから、目を開けても見えないんですよ」と苦労を吐露。「みなさん知らないと思うんですけど、水中って息できないんですよ」と当たり前のコメントで笑わせつつ、水中に沈んだ人を抱えなければいけないものの、「（相手を）見つけられなくて、ヤバい！　ムリムリムリと言って（スタッフの）ダイバーに助けてもらいました。慣れるまで怖かったです」と当時の様子を説明。そして、「本当に帰りたいと思っていた」とぶっちゃけて、会場を笑いに包んでいた。（錦怜那）