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『ドライブ・マイ・カー』LA映画批評家協会賞で作品賞含む2冠!

海外の映画賞レースで抜きんでた存在感を見せている『ドライブ・マイ・カー』
海外の映画賞レースで抜きんでた存在感を見せている『ドライブ・マイ・カー』 - (c)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

 第47回ロサンゼルス映画批評家協会賞の受賞結果が現地時間18日に発表され、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、脚本賞の2冠に輝いた。

『ドライブ・マイ・カー』フォトギャラリー

 『ドライブ・マイ・カー』は、妻を失い喪失感を抱えながら生きる主人公(西島秀俊)が、ドライバーの女性(三浦透子)との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す姿を描いたヒューマンドラマ。『寝ても覚めても』『偶然と想像』など世界から注目を浴びる濱口監督作で、カンヌ国際映画祭では日本映画として初となる脚本賞を受賞。今回のロサンゼルス映画批評家協会賞以外にも、ニューヨーク映画批評家協会賞では作品賞、ボストン映画批評家協会賞では作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4部門で受賞するなど、海外の映画賞レースで抜きんでた存在感を見せている。第94回アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選出されており、オスカーノミネート&受賞にも期待がかかる。

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 最多受賞はジェーン・カンピオン監督の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で、監督賞、助演男優賞(コディ・スミット=マクフィー)、撮影賞(アリ・ワグナー)の3部門だった。

 なお、ロサンゼルス映画批評家協会賞はそれぞれの部門で「次点」も発表されており、濱口監督は監督賞の次点、細田守監督の『竜とそばかすの姫』はアニメーション賞の次点だった。(編集部・市川遥)

第47回ロサンゼルス映画批評家協会賞の主な受賞作品、受賞者は下記の通り。
作品賞
『ドライブ・マイ・カー』

監督賞
ジェーン・カンピオン 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

主演男優賞
サイモン・レックス 『レッド・ロケット(原題) / Red Rocket』

主演女優賞
ペネロペ・クルス 『パラレル・マザーズ(英題) / Parallel Mothers』

助演男優賞
ヴァンサン・ランドン 『チタン(原題) / Titane』
コディ・スミット=マクフィー 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

助演女優賞
アリアナ・デボーズ 『ウエスト・サイド・ストーリー

脚本賞
濱口竜介、大江崇允 『ドライブ・マイ・カー』

アニメーション賞
『フリー(原題) / Flee』

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