なぜNetflixはリアリティーショーをつくるのか?
動画配信サービスのNetflixは、日記の指示に翻弄(ほんろう)される男女の素顔を写し出す恋愛リアリティーショー「未来日記」を14日から配信。2022年2月にはお互いの姿・顔を見ることなく心が通う結婚相手を見つけられるかを実験し、結婚相手を真剣に探す参加者の様子を追う恋愛リアリティーショーの日本版「ラブ・イズ・ブラインド JAPAN」が控えている。いったなぜNetflixはリアリティーショーに力を入れるのか、その理由を聞いた。
これまでにNetflixは、「あいのり」新シリーズや「TERRACE HOUSE」といった恋愛リアリティーショーや、アーティストの素顔を追ったドキュメンタリー「ARASHI’s Diary -Voyage-」『Flip a Coin -ONE OK ROCK Documentary』、そして「クリエイターズ・ファイル GOLD」など多様な作品を配信している。
「リアリティーショーは、言うまでもなく配信当初Netflixの起爆剤となりました。今後も、こうした作品を含めた多様なジャンルの作品を楽しんでいただけるよう幅広い作品をお届けしてまいります」とNetflixは明かしており、日本発のドラマシリーズや長編映画に加え、2021年冬以降はリアリティーショー含めたノンフィクション作品のラインナップを強化。25日からは「bananaman live/バナナマンライブ」、31日からは「常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-」、来年3月には「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」が配信される。
ノンフィクション作品に力を入れる理由については、「出演者が繰り広げるリアルなストーリーは視聴者を惹きつけ、共感から誰かにどうしても話したくなるような気持ちにさせてくれます。また、気軽に楽しむことのできるジャンルとしても需要があります」と回答し、「そのなかでも、恋愛や結婚は多くの方の関心テーマではないでしょうか」と述べる。
Netflixでは、映画やオリジナルシリーズで、恋愛や結婚についてさまざまな価値観を描いてきたが、「未来日記」「ラブ・イズ・ブラインド JAPAN」のように、ノンフィクションのジャンルでも多様な価値観に触れることができるような作品づくりに力を入れていくという。(編集部・梅山富美子)