映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー来年3月日本公開
映画『ニュー・シネマ・パラダイス』などのジュゼッペ・トルナトーレ監督が、2020年7月に91歳で亡くなった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ氏に迫るドキュメンタリー『エンニオ(原題) / ENNIO』が、2022年3月に日本公開されることが決定した。
トルナトーレ監督とって、ほとんどの監督作の音楽を手掛けた師であり友でもあったモリコーネ氏。本作は、『ニュー・シネマ・パラダイス』はもちろん、『アンタッチャブル』『ヘイトフル・エイト』など、同氏が手掛けた45作品に及ぶ作品の名場面と、日本公演を含むワールドコンサートツアーの演奏を交えて、巨匠の伝説を紐解く。
また、クエンティン・タランティーノを始め、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリヴァー・ストーンなど、70人以上の監督、プロデューサー、音楽家たちのインタビューを収録。さらに、プライベートライフや本人のコメント、初公開のアーカイブ映像を交えながら、偉業を成し遂げた秘密と共に、愛すべき奇才のチャーミングな人間性を浮き彫りにする。
公開された場面写真には、モリコーネ氏が、まだ頭の中だけで鳴り響いている音楽を楽曲へと仕上げるさまや、膨大な資料に囲まれて創作に打ち込む姿が。また、アカデミー賞名誉賞を受賞した際に、プレゼンターのイーストウッドと撮影したツーショットにイーストウッドがサインした写真も含まれており、いずれも彼自身の軌跡を辿るものとなっている。(編集部・入倉功一)
※日本公開は新型コロナウイルス感染拡大の影響による製作遅延を理由に延期されました。