『マトリックス』バッグス女優「るろうに剣心」参考にアクション挑戦
映画『マトリックス レザレクションズ』で、鮮やかなブルーの髪が目を引く新キャラクター・バッグスを演じ、劇中で華麗なアクションを披露している女優のジェシカ・ヘンウィックが、日本の人気漫画キャラクターから受けた影響を明かしている。
『マトリックス レザレクションズ』は、世界が機械の作り出した仮想空間＝マトリックスだと知った主人公ネオ（キアヌ・リーヴス）が、人類の救世主として戦うSFアクションシリーズ最新作。バッグスは、腕に白ウサギのタトゥーを刻んだ人類の戦士で、再びマトリックスにとらわれているネオを覚醒に導く重要な役割りを務めており、公開後はSNSでも「バッグス、めちゃくちゃカッコいい！！」「なんかもう、あなたについて行きます！！って感じ。私も青髪にしたくなった」など支持する声があがっている。
バッグス役のジェシカは、Netflixオリジナルシリーズ「Marvel アイアン・フィスト」への出演で知られ、今後は『ナイブズ・アウト／名探偵と刃の館の秘密』続編への出演も決定している、ハリウッドで注目を浴びる若手女優の一人だ。
エージェント相手に壁を駆けながら銃を撃ち、パトカーを軽々と飛び越えるなど、アクロバティックなアクションを披露しているジェシカ。そんな彼女が参考にしていたのが、日本の漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の主人公・緋村剣心だったという。「剣心は身のこなしが軽くて、躍動感がある。バッグスにもそうあってほしいと思いました。ウサギのように低く構えて高く跳ね、誰よりも瞬発力があって、動きに無駄がない、そんな機敏な戦闘スタイルを心がけたつもりです」
実はジェシカ、かつて「アイアン・フィスト」の会見で、新海誠監督の『君の名は。』を絶賛し、共演者に「すごくいいから観て」とすすめるなど、アニメ好きな一面も。『マトリックス』の撮影中は、やはりアニメに造詣が深いラナ・ウォシャウスキー監督と、アニメの話題で盛り上がっていたといい「撮影中はちょうど『進撃の巨人』の新シーズンが始まるところで、撮影の合間に『どんな結末になるんだろう？』なんて話をしていました。彼女は今もアニメの大ファンだから、そのころアメリカでやっていたアニメの話題で盛り上がってましたね（笑）」とインタビューで明かしている。
ちなみに、ネオ役のキアヌ・リーブスの大ファンでもあったといい、初対面では仕事を忘れて大興奮だった。「仕事でもプライベートでも俳優に熱を上げることはほとんどないけど、あの時だけは別。『きゃ～、キアヌ・リーブスよ！』って思わずはしゃいだわ（笑）」とちゃめっ気たっぷりに語っている。（編集部・入倉功一）