月9初主演の菅田将暉、セリフが多すぎて口内炎に
俳優の菅田将暉が9日、ユナイテッドシネマお台場で行われた月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(1月10日スタート、毎週月曜21時~21時54分※初回は90分スペシャル)完成披露イベントに出席。撮影中、自身が演じた役柄のセリフ量が多すぎて、口内炎ができてしゃべることができなくなってしまったことを明かしていた。イベントには菅田のほか、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、遠藤憲一も参加した。
本作は、累計発行部数1,300万部を誇る田村由美の人気コミックを実写ドラマ化。菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(くのう・ととのう)が、自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていくミステリー。
菅田が演じた大学生・久能は、いかなる状況でもしゃべらずにはいられない性分で、膨大な知識と独特な持論でしゃべりまくるキャラクター。菅田は「セリフ量はこれまでの作品で一番多いかもしれないほど。あまりにセリフが多くて口内炎ができてしゃべれなくなってしまうこともありました」と撮影を振り返る。
続けて菅田は「整くんのセリフってグッとくるものが多いのですが、彼自身は未熟な面も持ち合わせているため、あまり正解になりすぎてはいけない。そういった部分はとても大変でした」とセリフ量だけではなく、表現としても非常に難しい役柄だったと語る。
イベント後半には、本作の主題歌が King Gnu の書き下ろしによる「カメレオン」であることが発表されると、メンバーである常田大希、勢喜遊、新井和輝、井口理がサプライズで登場。常田は「ミステリー作品ということで、いろいろな事件が起きるのですが、どれも一面的ではない。そういったイメージで曲を作りました」とコンセプトを明かす。
自身が主演を務める作品で、プライベートでも親交のある King Gnu が主題歌を務めることに菅田は「すごく嬉しかったし驚きました」と笑顔を見せると「このドラマは被害者だけではなく、加害者にも寄り添う物語。ちょっと道を外してしまった人の心にも寄り添っている曲だと思う」と感想を述べていた。なお、主題歌は初回放送でお披露目される。
大人気コミックが原作の本作。菅田は「原作と少し違うと思う方もいるかもしれませんが、僕にとって大切なのは、田村先生が伝えたいと真摯に描いたテーマをどう表現するか。そんな作品を素敵な主題歌を聞きながら回想していただければ」とメッセージを送った。(磯部正和)