長澤まさみ、膨大なお札が舞い散る『コンフィデンスマンJP』プレミアに降臨!
俳優の長澤まさみが10日、都内で行われた映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(1月14日公開)のワールドプレミアに登壇し、ついに迎える本作公開に感慨をにじませた。イベントには東出昌大、小手伸也、小日向文世、松重豊、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、角野卓造、江口洋介、田中亮監督も登場した。
長澤、東出、小日向ら共演のドラマシリーズ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第3弾。一流の腕を持つ詐欺師にだけ受け継がれる「ツチノコ」の称号を得ようとマルタ島に乗り込んだ詐欺師のダー子(長澤)たちは、元マフィアが所有する古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」を狙うが、警察とインターポールが捜査を始める。
お札が大量に降り注ぐ中、盛大な拍手で迎えられた長澤は、笑顔でレッドカーペットを歩いて登壇すると「あと数日で公開できることもうれしいですし、本当にこの作品が愛されているんだなと日々実感しております」と喜びのコメント。「最初はドラマの一話だけ(の出演)かと思っていた」というダー子の宿敵・赤星栄介役の江口は、当初から「相当な能力と時間がかかっていることをくみ取りました」と、オリジナル作品として秀逸な作品であることに心酔したことを明かし、「今回もものすごい騙されっぷりです」とファンの期待をあおった。そんな江口との共演は毎回楽しいようで、長澤は「(赤星は)ダー子が一番愛する人ですからね。江口さんが現場に来るっていうだけでウキウキする」と目じりを下げていた。
本作でコンフィデンスマンの世界に初参戦した、エリート捜査官・マルセル真梨邑役の瀬戸は「なんて読むんだろう? というところから入りました」と役名に戸惑ったことを打ち明けつつ、「ハードルが高い役どころでしたが、和気あいあいとした現場で、すんなり入ることができました」と笑顔を見せる。小日向は「瀬戸くんって、よく見るとベビーフェイスなんですよ。でも、怖~い感じで、リチャードの次に格好良かった」と、瀬戸を褒めながらも自分が一番格好良かったことを猛アピールし、長澤たちを笑わせた。
劇中、英語とスペイン語しか話していない、マフィアのジェラール・ゴンザレス役の城田は、母親がスペイン人ということもあり「僕のための役みたい」と喜ぶと同時に、「スペイン語でお芝居をするのが初めてで、自分の新たな可能性(を感じた)」と話す。東出や長澤から、キャストに英語やスペイン語の指導をしたり、自身でセリフの提案をしていたことが紹介されると「まさみちゃんもだいぶ頑張ってくれたよね。格好良く見えてほしかったので、ちょっと厳しめに(教えました)」と振り返った。
刑事・丹波役の松重は「取扱説明書がほしくなるような台本で、時系列とか誰の視点かとかが入り組んでいて謎だらけ」と渋い顔をすると、「監督からは『当然知ってますよね?』という視線なので、ずっと知ったかぶりをしていました」ともぶっちゃけ、会場の笑いを誘っていた。(錦怜那)