南沙良、田中圭主演『女子高生に殺されたい』で生徒役 新キャストに注目の若手集結
『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの漫画家・古屋兎丸の画業20周年記念作品を田中圭主演で映画化する『女子高生に殺されたい』(4月公開)の新キャストが12日に発表され、ドラマ「ドラゴン桜」などで注目を浴びる南沙良が生徒役で出演することが明らかになった。同じく生徒役に河合優実、莉子、茅島みずき、細田佳央太が決定し、各キャラクタービジュアルも公開された。
本作は、女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中)の9年間に及ぶ“自分”殺害計画を描く物語。監督・脚本を、『アルプススタンドのはしの方』などの城定秀夫が務める。
先ごろスタートした大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、大姫役で出演することになっている南。昨年4月クールの日曜劇場「ドラゴン桜」で東大を目指す高校生役で注目を浴びたが、本作で再び高校生役に。心優しくも引っ込み思案でどこか陰のある美少女という役どころで、南は「原作はお話を聞く前に読ませていただいたことがあったのですが、狂気がマイルドに散りばめられていて、気が付いたら一気に読み終わっていました。映画化にあたり、作品に参加できることが素直に嬉しかったです。今回の役は、今まで経験したことのない役柄で、私自身とても楽しく撮影に臨むことができました。先の読めない展開に、翻弄される作品です。是非楽しみにしていただければと思います」とコメントしている。
南演じる佐々木真帆に思いを寄せる同級生の川原雪生役に、主演ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)が15日にスタートする細田。南とは「ドラゴン桜」でも同級生役で共演している。城定監督の映画『愛なのに』の公開を控える河合は対人関係が苦手で親友の真帆にだけ心をひらく小杉あおいに、TBS火曜ドラマ「ファイトソング」が放送中の莉子は演劇部に所属し男子ウケ抜群の快活な君島京子に、女性ファッション誌「Seventeen」の専属モデルとしても活躍する茅島は強くなりたい一心で柔道の稽古に打ち込む沢木愛佳役に決定。そのほか、加藤菜津(木下マユ役)、久保乃々花(森口ミキ役)、キンタカオ(生島役)の出演も決定した。
河合、莉子、茅島、細田のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
河合優実(小杉あおい役)
古屋兎丸先生が二次元に描き出した世界に、既に沢山の人が魅了されているかと思います。今回、城定監督が、この原作の手触りや空気をしっかり受け継ぎながらも、また新たな『女子高生に殺されたい』の世界を映画として立ち上げてくれました。物語が沢山の人の手を渡って形を変えていく中で、私も、新たなあおい像に命を吹き込む面白さを感じながら、自由に現場を楽しめたと思います。原作ファンの方、初めての方、皆さんにドキドキしてもらえる作品になっているのではと思うので、是非劇場で楽しんで頂けると嬉しいです。
莉子(君島京子役)
原作を読んで狂気、サスペンス、不気味、、、様々な言葉が思い浮かびましたが一言では言い表せないような感覚で、映像化への期待感がとても高まりました。東山先生を取り巻く個性豊かで、作品をより不気味にさせる女子高生のバランスがとても印象的な作品です。私の演じた京子は何事にも 100%のパワーでぶつかっていく人間味溢れる子です。原作には無いキャラクターなので不安や緊張がありましたが、現場で他の方々の役をしっかりと汲み取りながらたくさんの刺激を受け、京子として力強く生きていけたらいいなと思いながら演じました。現場で共演者の皆様、スタッフの皆様、監督が作り上げてくださる世界観に圧倒されながらも「早く映像で観たい!」と胸を弾ませていました。きっと素晴らしい映像ができていると思います。この作品に参加した時間は私の役者人生にとっても本当にかけがえのないものとなりました。皆さんも是非、『女子高生に殺されたい』の世界観に入り込んでください!
茅島みずき(沢木愛佳役)
今回演じる沢木愛華は原作にはないキャラクターだったので台本を読みしっかりと役作りをする所から始まりました。口数は少ないけれど、自分が思ったことをちゃんと相手に伝えられる強さを持った女の子です。そして愛華は柔道部の女の子だったので、事前に沢山柔道の練習をして本番に臨みました。初めての体験だらけで苦戦した部分もありましたが、スタッフ、キャストの皆さんと力合わせて頑張りました。原作の世界観をそのまま映像でも味わって頂けると思います。是非、楽しみにしていてください!
細田佳央太(川原雪生役)
川原雪生役の細田佳央太です。女子生徒と先生の関係性に焦点をあてた作品の中、雪生はほぼ唯一の男子なので初日の控え室も緊張していました。しかし、以前にもご一緒した南沙良さんや、作中でも関わることが多い河合優実さんに助けてもらい、明るく、おちゃらけながらも真っ直ぐな雪生を演じ切ることができました。また、作品後半で田中圭さんとのお芝居的な関わりが増えていき、中でもとあるシーンは印象的で、その撮影は鮮明に覚えているくらい楽しかったので、皆様、楽しみにしていただけると。一風変わったサスペンス映画を皆さま、ぜひ劇場にてご覧ください。