松本潤『99.9』共演者からのサプライズメッセージに感動
松本潤が15日、都内で行われた映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。共演者からのサプライズビデオメッセージに驚きと喜びをあらわにした。この日は香川照之、杉咲花、西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠も来場した。
本作は、逆転不可能と思われる刑事事件に挑む弁護士たちの活躍を描き、2016年、2018年に放送されたドラマシリーズの劇場版。弁護士・深山大翔(松本)が所属する斑目法律事務所の弁護士チームが、15年前の凶悪事件に隠された事実を求めて奔走する。
興行収入20億円を突破した本作。松本は「劇場に足を運んでくれた友人から、『たくさんの人が来てくれてたよ』『ここで笑いが起きてたよ』という話を聞いて、すごくうれしく思っています」と感激の面持ち。おやじギャグが見どころでもあることから、「わたしたち3人(松本、香川、杉咲)はふざけてるだけ」とぶっちゃけ、「それを今回の映画に参加してくださった御三方(西島、道枝、蒔田)が感動の方向に持っていってくださっている」と感謝も示した。
その松本に、所長・佐田篤弘役の香川が「わたしたち“汚れ”ですから」と自虐発言で追従すると、深山が追う事件に深く関わる弁護士・南雲恭平役の西島が「木村(ひさし監督)組でこんなに真面目な演技をして違和感があるので、もし続編があって、南雲が出られるなら、ギャグパートに参加したい」とまさかの表明。さらに、「僕(南雲)がギャグやったら、めっちゃ面白いと思う」と意気込むと、松本も「確かに……」と賛同していた。
映画版にも出演するドラマシリーズからのキャスト、岸部一徳、榮倉奈々、木村文乃、青木崇高、奥田瑛二、笑福亭鶴瓶からサプライズビデオメッセージも届けられた。座長ぶりをねぎらう言葉や、ヒットを祝うコメントを笑顔で聞いていた松本は、岸部からの「俳優人生はこれからも長いですが、一つ一ついい仕事を積み重ねて、いつか日本を代表する俳優になってください」という声には、真摯な表情で耳を傾けた。
そして、「ありがとうございます。とてもうれしいです。コメントをくださった方たちに対して、座長らしいことをやったと思っていないので、改めて言っていただくとビックリします。あとでVTRください。家帰って、これでゆっくり呑みます」と喜びつつ、シャッターチャンスを狙ってカメラを向ける報道陣に対しては「あっ、すみません。たぶん泣くところですよね。全然泣いてないです。嬉しさはありますけど……」と謝り、涙ではなく笑いを誘っていた。(錦怜那)