中山優馬、北大路欣也「さすらい署長」シリーズ出演「宝物のような時間」

　俳優の中山優馬が、テレビ東京系で1月24日（20:00～）に放送される、北大路欣也主演の人気ドラマシリーズ最新作「さすらい署長風間昭平スペシャル　塩屋岬いわき殺人事件」に出演することが明らかになった。

　2003年から続く「さすらい署長」シリーズは、全国各地の警察署を渡り歩き、ワンポイントリリーフの警察署長を務める主人公・風間昭平（北大路）が、赴任先で数々の難事件を解決していくヒューマンミステリー。第15弾となる新作の舞台は、福島県いわき市。徐々につながりを見せる殺人事件と詐欺事件を解決すべく、風間がいわきと会津若松の街を奔走する。

　中山が演じるのは、風間の赴任先・いわき常磐警察署に所属する若手刑事・西野賢一。風間が自分の父親と警察学校の同期と知りながら、なぜか彼を敵視する、影のある役どころを務める。

　北大路は、中山について「鋭さと優しさと非常に幅の広い感受性のある方だなと思いました。役同士の会話なので厳しい時や楽しい時がありますが、監督との間での会話もそれぞれプラスにしながらお互いの役を作っていけたと思います。彼は非常に目が綺麗で目に惹きつけられました」とコメント。一方の中山は「伝説的な俳優さんのおひとり」という北大路に「厳しくて寡黙というイメージがあったんですが、全然違いましたね。おおらかで紳士的で優しく、現場を引っ張っていってくださる方で、撮影の合間も昔の映画や現場の色んなお話をさせてもらって宝物のような時間でしたし、すごく勉強させていただきました」と共演の喜びを明かしている。

　コロナ禍の延期を経て迎えた、復興中の福島での撮影。北大路は「皆さんの熱い情熱と生きる力がおひとりおひとりの中からも感じますし、街の建物も本当に美しく再現されて皆さんの思いで作られてできたんだなと思います。こんな中で撮影に協力していただいた皆さんには心から感謝します」としみじみ。中山も「全編福島で僕がロケをさせてもらった中でも、いろんなお店に協力していただき撮影以外の時間も福島の方に気軽に声をかけていただいて、とても温かい街だと思いました。復興から10年ほど経って、立ち上がっていく方々の力強さをこの街から感じました」と語っている。

　また、足立梨花が、地元旅館の看板娘として働く宮本あかり役で出演。中山演じる西野と「仲が深い役柄」となり「最初はどんな風に関係性を築いていこうか考えていたのですが、中山さんから優しく声をかけてくださいました。メイクさんから人見知りと聞いていたので、今回頑張ってくださっていたみたいですごくありがたかったです。年下に引っ張ってもらって申し訳ないなと思いながら、私たちならではの空気感を出せたと思います。とにかく優しい方で安心感がありました」と共演を振り返っている。

　そのほか、大後寿々花、岡田浩暉、吉本実憂、金井勇太、小倉一郎、河相我聞、横内正、石倉三郎、堀内敬子、勝野洋らが共演。脚本は黒木久勝、監督は本田隆一が務める。

月曜プレミア8「さすらい署長 風間昭平スペシャル　塩屋岬いわき殺人事件」はテレビ東京系で1月24日放送（20:00～21:54）