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アダム・ドライヴァー、リドリー・スコット映画に連続出演 『最後の決闘裁判』中に『ハウス・オブ・グッチ』のオファー

『ハウス・オブ・グッチ』でのアダム・ドライヴァー
『ハウス・オブ・グッチ』でのアダム・ドライヴァー - (C) 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 アダム・ドライヴァーが、『最後の決闘裁判』『ハウス・オブ・グッチ』と立て続けにリドリー・スコット監督作に出演することになった経緯やスコット監督との仕事について語った。

【画像】『ハウス・オブ・グッチ』での妻役はレディー・ガガ

 『最後の決闘裁判』の撮影は2020年2月に始まったのだが、新型コロナウイルスの世界的な流行で一時中断となってしまった。その間に声が掛かったのが、『ハウス・オブ・グッチ』のマウリツィオ・グッチ役だ。アダムは「『最後の決闘裁判』の中断は1か月くらいかと思っていたんだけど、結局6か月とかになってしまった。どうやったら仕事を再開できるかが固まってきた頃、『最後の決闘裁判』の撮影に戻る前に、リドリーが『ハウス・オブ・グッチ』の脚本を送ってきたんだ。彼との仕事がすごく好きだったから、彼と撮影現場に戻ることにワクワクした」とすぐに出演を決めたと振り返る。

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 コロナの影響により『最後の決闘裁判』の途中で『ハウス・オブ・グッチ』にも取り掛かることになったアダムだが、少ない準備時間もうまく利用することができたよう。「『ハウス・オブ・グッチ』の撮影に入る前、脚本の読み合わせを2週間できたんだ。そして撮影中もそれを発展させていけた。映画の撮影では時間は一番の敵だけど、僕にとっては適切なものだったと思う」

 スコット監督の映画の制作プロセスが好きだというアダム。「彼は俳優を信頼してくれるし、彼が組み立てた1日のスケジュールはとてもスピーディーで、誰もがてきぱき動く。素晴らしい撮影環境だ。彼はすごく面白くて、素晴らしいユーモアのセンスを持っている。映画作りのマスターで、自身のプロセスがあり、僕たちはそこに参加する形だ。それでいて僕たちの意見にもオープンで、コラボレーションができるし、柔軟でもあるんだ。リドリーとだったらどんな作品だってやりたいよ」と相思相愛の様子だった。

 『ハウス・オブ・グッチ』でアダムが演じたのは実在の人物。世界的ファッションブランド「グッチ」創業者の孫で3代目社長にして、妻によって暗殺されることになるマウリツィオ・グッチだ。「僕は撮影現場で何が役立つか、何が役に立たないかを知るのがすごく得意なんだ。僕が現場でやろうとしたのは『何かを見たら、何かを言え』ということ。それが僕のアプローチだ。最初にマウリツィオの事実を考慮した上で、そこからひらめきが生まれたら撮影時に使え。ただ妨げになるのなら、無視しろ、というやり方だ」と明かしていた。(編集部・市川遥)

映画『ハウス・オブ・グッチ』は1月14日より全国公開

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