『ゴーストバスターズ』新作、キュートなミニ・マシュマロマン誕生に日本の影響
世界中で一大ブームを巻き起こした大ヒット映画『ゴーストバスターズ』(1984)シリーズの続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。かつてニューヨークを救ったゴースト退治の専門家・ゴーストバスターズの孫世代を描く本作には、懐かしのゴーストたちが登場。そのなかでも特に注目を浴びた小さなマシュマロマンの誕生に、日本のスタイルが影響を与えたという。
ちびマシュマロマン大量発生!『ゴーストバスターズ/アフターライフ』本編映像
1作目の『ゴーストバスターズ』では、破壊の神ゴーザが変身した巨大な姿でニューヨークを蹂躙したマシュマロマンだが、『アフターライフ』では、文字通りマシュマロサイズとなって再登場。ただ小さくなっただけではなく、以前と比べて手足も短くなり、全体的に頭身が小さくデフォルメ化された。その見た目は小さな子供のように愛くるしいが、数は膨大。度を越したいたずらで人間を困らせる。
彼らが誕生した背景について、キャラクターデザインを担当したブリン・メテニーは、日本のスタイルから影響を受けたと語っている。「ミニ・マシュマロマンが繰り広げるいたずらとは対照的に、とにかくかわいい見た目にしたかったので、キャラクターデザインに“チビ”というコンセプトを使いました。これは日本発祥の可愛いキャラクターの外観のことで、キャラクターに可愛いエッセンスを凝縮したものなんです」。
「小さな体に小さな頭と小さな腕。まるで3つのマシュマロがくっついているような、可愛い外観にしたくて、デザインの段階でマシュマロとつまようじを買ってきて、実際に等身大のミニ・マシュマロマンを組み立てたりもしました」
本作の予告編にもミニ・マシュマロマンは登場しており、自らをクッキーに挟んでバーナーで焼かれたり、ミキサーの中でぐちゃっとつぶれたりと、見た目はキュートだがどこか恐ろしい一面を持ち合わせている。そんな彼らについて、監督のジェイソン・ライトマンは「ミニ・マシュマロマンたちは、意地悪なゴーストではないんだ。彼らはとても可愛いんだけど、好奇心といたずらの本能が強すぎるんだよ」と語っている。過去作ではクライマックスを飾ったマシュマロマンだが、本作ではどんな活躍を見せるのか。
ジェイソンは、『マイレージ、マイライフ』『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされる名監督にして、『ゴーストバスターズ』『ゴーストバスターズ2』を監督したアイヴァン・ライトマンの息子。幼いころに同作の撮影現場にも足を運んでいたジェイソンが脚本も手掛け、イゴン・スペングラー博士(ハロルド・ライミス)の孫フィービー(マッケナ・グレイス)たち新世代の活躍を描く。(編集部・入倉功一)
映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2月4日より全国公開