広瀬すず主演SPドラマ「津田梅子」に池田エライザ&佐久間由衣!豪華ドレス姿も公開
広瀬すずが、新5000円札の顔となる津田梅子を演じるスペシャルドラマ「津田梅子 ~お札になった留学生~」(テレビ朝日系・3月5日よる9時~放送)で、梅子と共にアメリカに留学し、深い絆を築く親友・山川捨松役を池田エライザ、永井繁役を佐久間由衣が担うことが発表された。あわせて、鹿鳴館での舞踏会シーンの華やかなドレス姿も公開された。
華やか!広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣のドレス姿【写真】
本作は、明治という激動の時代、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅子(幼名・梅)の青春を描く。梅(広瀬)、捨松(池田)や繁(佐久間)の3人は励ましあい、夢を語りあう一方で、女子の自立をめぐって意見がぶつかることも。本音で何でも言い合える、かけがえのない盟友という存在だ。
鹿鳴館で開かれた舞踏会に3人がドレス姿で勢ぞろいする場面は、国の重要文化財に指定されている明治後期の講堂・旧学習院初等科正堂(千葉県成田市)でロケ撮影が敢行された。広瀬、池田、佐久間は当時、世界中で流行していたバッスルスタイルというスカート部分の後ろに大きくボリュームをもたせたドレスに身を包んで登場した。
のちに“鹿鳴館の華”とうたわれることとなる捨松役の池田や繁役の佐久間が、ウインナ・ワルツに合わせて華麗にダンスを披露。広瀬は「ドラマや映画でしか観たことのない世界観だったので、貴重な経験」と笑顔を見せ、佐久間も「ゴージャスなドレスを身に着けて、かつ素敵なロケーションの中でお芝居ができました」とうっとり。池田は「ドレスは想像を超える長さ。裾を踏んだりして汚さないように気をつけています」と苦労も明かしていた。
広瀬は、「“エラちゃん”はすごく“華”がある。雰囲気にもお芝居にも圧倒的なオーラがあって驚かされます。由衣ちゃんは自然体でカッコいいのに華やか!」と絶賛すると、池田も「すずはお芝居に入った瞬間から、主人公が持つ確かなエネルギーみたいなものをワーッと出してくれる。“広瀬すずってスゴイな”と思いながら、毎日過ごしています!」と絶大な信頼を寄せ、佐久間も「すずちゃんはとても華奢なのに、どこからそのエネルギーが出ているんだろうって興味津々です」と語っている。(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■広瀬すず
Q:梅にとって、捨松と繁はどんな存在だととらえていますか?
6歳で親元を離れて留学した梅にとって、捨松と繁は友だちとも違うし、戦友や同志という言葉もしっくりこない、それ以上に家族みたいな“情”を抱いている存在。3人のシーンは梅が唯一、自由になれる場なんです。素に戻れるというか、本音の自分でいてもおかしな目で見られない環境は、当時の梅にとって絶対になければいけない時間だったと思います。その時間に救われていたんだろうなと感じるし、私も演じていて楽しいです!
Q:2人の印象は?
“エラちゃん”とはいちど共演したことがあるのですが、そのときも今回もすごく“華”があるなと感じました。雰囲気にもお芝居にも圧倒的なオーラがあって驚かされますし、花道を歩く女性をナチュラルに演じている印象です。由衣ちゃんは今回が初共演なのですが、自然体で背が高くてカッコいいのに華やかなイメージがあって、すごく素敵だなと感じました。
Q:ドレスを着て鹿鳴館のシーンを撮影した感想は?
普段、梅が着ているドレスとはまた違って、ものすごく華やか! ドラマや映画でしか観たことのない世界観だったので、貴重な経験だなと思いながら撮影させていただきました。ドレスを身に着けてのお辞儀の仕方など、立ち居振る舞いは、指導の先生に教えていただきました。
Q:歴史上の人物を演じる難しさは? 撮影前に準備されたことは
撮影前に監督とお会いして、梅の人物像について話し合うだけの時間を何度か設けていただきました。津田梅子さんについて取材を重ねた監督やスタッフさんから話を聞いて、当時を読み取る作業をしましたが、この作品では梅の内側にある思いに焦点を当てているので、心情を埋めていくのはなかなか難しいですね。でも、このドラマならではの津田梅子になれば、そしてこの作品でしかできないものが残ったらいいなと思いながら演じています。
Q:このドラマを通して伝えたいメッセージ
最初に脚本を読んだとき、梅子さんたちがいたからこそ自分たちはこんなふうに生きられるんだと実感し感動しました! 私自身、梅たちが一生懸命頑張る姿にすごく勇気をもらえるので、視聴者の方にも3人のことを知ってほしい、そしていろいろなことに気づいてほしい! 彼女たちの強さ、そして日本を変えてきた女性の原点ともいうべき姿をたくさんの方に観ていただけたらと思います。
■池田エライザ
Q:捨松にとって梅はどんな存在だととらえていますか?
梅は、繁と捨松にとって妹のような存在。大事な局面で支えてあげたいという気持ちがありながらも、成長したときの梅の爆発力を信じている気がします。私が演じる捨松は、戦士のように自ら風当たりの強いところに進むようなキリッとした女性なのですが、3人でいるときは、どこか口調がほぐれたり、照れ笑いしたり……。捨松の中でも2人は家族のように大きな存在なんだろうなと思うシーンばかりで、私自身、お2人との場面をすごく愛おしく感じています。
Q:2人の印象は?
すずは、やっぱり圧倒的! お芝居に入った瞬間から、主人公が持つ確かなエネルギーみたいなものをワーッと出してくれるんです。映画とドラマの垣根をなくしてくれるというか、どんな作品でも没頭して見られるものにできちゃう女優さんとしてすごく尊敬しています。“広瀬すずってスゴイな”と思いながら、毎日過ごしています! もともと由衣ちゃんとはお友だちで、今回初めて共演するのですが、由衣ちゃんがまとってる空気感、穏やかさは人を安心させる力があるので、信頼して目を見てお芝居できるから楽しい! それは由衣ちゃんが持つ個性であり素敵なところだと思います。
Q:ドレスを着て鹿鳴館シーンを撮影した感想は?
今も人々はさまざまな形で交流していますが、当時は直接、目を見て話したりダンスに興じたり、いろいろな形での社交があったんだなと感じました。ドレスは、普段の洋服の想像を超える長さ! もちろん私物ではないので、裾を踏んだりして汚さないように気をつけていますが、私たち以上にまわりのスタッフさんが踏まないように配慮してくださっています。ダンスのシーンは、“鹿鳴館の華”として頑張りました(笑)!
Q:歴史上の人物を演じる難しさは? 撮影前に準備されたことは
捨松のことはいろいろ調べたのですが、諸説ある上に、この物語においては夫となる大山巌とのことは細かく触れられておらず、梅に寄り添う捨松として描かれています。だからこそ、捨松の一生のどのメッセージにフォーカスを当てたらよいのか、個人的にかなり考える時間を取りました。捨松の魅力は、自分たちの可能性を信じて疑わないこと。捨松のような心の強さ、根拠のある自信を持っている女性はこれからも指針になる人物だと感じています。
Q:このドラマを通して伝えたいメッセージ
梅、捨松、繁のような人々が人生の中の十数年という時間を海外に捧げ、帰国後、日本の違和感に気づいたところから、少しずつ女性の権利が取り戻されはじめたと思います。現代に生きる女性たちも自分たちに権利があることを誇りに思ってほしいし、そう思ってもらえるようなドラマにしたい。セリフ量の多さにパニックを起こしつつも、私たちなりに日本初の留学生たちの思いを背負って頑張っていますのであらゆる世代の方に見ていただけたらうれしいです。
■佐久間由衣
Q:繁にとって梅はどんな存在だととらえていますか?
幼いころから日本を離れて一緒に過ごしてきた家族であり、姉妹のような存在。また、梅はとても英語が達者なこともあり、繁は梅に期待して応援しているのだと思います。
Q:2人の印象は?
すずちゃんとは初共演ですが、実際にお会いしたらとても華奢なのに、どこからそのエネルギーが出ているんだろうって興味津々です! ファーストシーンから“梅”としてそこに存在していたので、すごく素敵だなと思いました。エライザとはお友だちですが、共演は初めて。映像では大人びた雰囲気を放って、すべてにおいてパーフェクトそうに見えるのですが、普段の彼女はとてもピュアで一生懸命。そういう姿がとても健気で素敵。今回共演させてもらってエライザの放つオーラを感じながらも、カットがかかったときの「はぁー」ってホッとする姿も両方見ることができて楽しいです(笑)!
Q:ドレスを着て鹿鳴館シーンを撮影した感想は?
最初に脚本を読んだときから、緊張しつつも楽しみにしていたシーンでした。繁たちは普段の生活でもドレスを着ているのですが、そのドレスとはまたちょっと違う、さらにゴージャスなドレスを身に着けて、かつ素敵なロケーションの中でお芝居ができました。この場に存在するだけで自然と完成するんじゃないかなと感じることができたので、ほんの少しの気持ちを添えて演じられたらいいなと考えていました。
Q:歴史上の人物を演じる難しさは? 撮影前に準備されたことは
2人に比べると、繁について残されている資料は少なくて……。それら残された書物を読んで知識として蓄えたのですが、資料がない分、想像することができるので楽しんで演じたいなと思いました。私が感じる繁の魅力は、とても現代的なところ。物語の中で結婚することになるのですが、現代女性と同じように、恋愛と仕事と友情、その3つすべてを大切にしたいと思っているんです。また、梅と捨松を陰で支えた人物だと思うので、そういう役柄として存在したいなとも思っています。
Q:このドラマを通して伝えたいメッセージ
梅を筆頭に3人の女性たちが夢を切り拓いていく姿や、彼女たちのパワーを届けたいですね。私は撮影に臨む前、なぜ今この作品を届けるのかとよく考えるのですが、このドラマも今、みなさんに届ける理由がいっぱいあるはず。女性たちのポジティブなパワーが伝わればいいなと思っています。