木村昴、実写映画『バイオハザード』クリス吹き替えに「お兄ちゃん役は任せて」
28日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の初日舞台あいさつが行われ、日本語版声優のファイルーズあい、木村昴、沢城みゆき、梶裕貴が出席した。
【動画】沢城みゆき、梶裕貴、ファイルーズあい、木村昴が生アフレコ!
カプコンの大ヒットサバイバルホラーを、その原点に立ち戻って再び映画化した本作。巨大企業アンブレラ社の拠点があるアメリカ中西部の街、ラクーンシティを舞台に、一夜の惨劇に巻き込まれた主人公たちがアンブレラ社の秘密を暴き出す。
主人公クレア・レッドフィールドの声を担当したファイルーズは、自身が演じたクレアについて「クールで正義感が強い女の子。でもときどき荒々しさがあって、自立した強い女性像とリンクしていて、すごく憧れました」と語ると「ホラー好きなので、声のお芝居を通じて、作品の一部になれたことが幸せでした」と笑顔を見せる。
一方、クレアの兄クリス・レッドフィールド役の木村は、歴史あるシリーズに敬意をはらいつつ「実はゾンビ映画は得意じゃなかったんです」と告白。「びくびくしながらやったけれど、楽しかったです」とアフレコを振り返りつつ、「お兄ちゃん役は任せてくれという感じ。お兄ちゃん役に定評はある木村ですから。ホラー映画なので、やりすぎないナチュラル目なお芝居で、ほかの木村とは違う感じが味わえると思います」とこだわりを明かしていた。
また梶も「僕もホラーゲームとかは苦手で、子供のころとかプレイすることができなくて。つい最近、YouTube(企画で)で初めてプレイしたら、怖かったけれどムチャクチャ面白くて。復習してアフレコに臨みました」と明かしていた。
この日は、そんな声優陣を迎えて、生アフレコと共に『バイオハザード』の「タイトルコールを最も怖く言う選手権」を開催。トップバッターとなった沢城が、自身の演じるジル・バレンタイン風に強めなタイトルコールを披露すると、レオン・S・ケネディ役の梶は、ポップでかわいらしい声で怖さを演出してみせる。
ファイルーズが少女の声で呟くようにタイトルコールを発すると、木村は「子供の声ってホラーっぽくて怖いよね。俺もそれでいこうかな」と思案顔。いざ自分の番になると、なんと、あのジャイアンを思わせる声でコール。禁断のコラボ(?)に、沢城は「アウト!」と爆笑。梶が「小さい子って言ったとき、やるんじゃないかなと思った」と突っ込むと、木村は「夢のコラボ感あると思わない?」と返し、客席からは大きな拍手が巻き起こった。(磯部正和)
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は全国公開中