知られざる秘話…朝ドラ「カムカム」自転車の名シーンに涙
28日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第62回では、自転車をめぐるシーンが登場。放送後、番組の公式Twitterでは秘話が明かされ、「泣いた」「感動した」と反響を呼んでいる。
朝ドラ史上初となる3人のヒロインで紡ぐ「カムカムエヴリバディ」(月~土、総合・午前8時~ほか、土曜は一週間の振り返り)は、戦前から戦後、そして令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ母から娘へとバトンをつなぐ、三世代100年の家族の物語。初代ヒロイン・安子を上白石萌音、二代目ヒロイン・るいを深津絵里、三代目ヒロイン・ひなたを川栄李奈が演じる。「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、城田優が英語と日本語を織り交ぜた語りを担当。AIの主題歌「アルデバラン」がドラマを彩る。(以下、第62回の一部内容に触れています)
第62回では、回転焼き屋をオープンさせたるい(深津)が、トランペットを吹く以外は何もできないジョー(錠一郎、オダギリジョー)でもできる仕事はないかと模索する中で、運良く自転車を譲り受けた。だが、「どうやって乗るの?」と小声でるいに聞くジョー。河原でジョーが自転車にまたがり、後ろからるいが支える形で練習する場面が描かれた。
このシーンについて、番組の公式Twitterでは「演出の安達ディレクターによると、安子ちゃんと稔さんの自転車のシーンとあえて同じ撮り方をしたんだそうです」と撮影秘話を披露。「粋な演出」「胸がキュンとした」「安子と稔が重なった」と視聴者の胸を熱くさせた。
同投稿では、「これからも『こんなことあったなー』と思えるシーンやセリフが出てくるそうですよ」という予告も。より深く本作を楽しめる展開が期待できそうだ。(清水一)