ADVERTISEMENT

神木隆之介、朝ドラ「らんまん」で主演!天才植物学者演じる

神木隆之介
神木隆之介

 神木隆之介が、2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」(2023年春放送予定)で主演を務めることが明らかになった。日本の植物学の父・牧野富太郎氏をモデルに、春らんまんの明治の世を、天真らんまんに駆け抜けた天才植物学者の物語を描く。

現在放送中の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」【写真】

 本作は、実在の人物である牧野富太郎氏(1862-1957)をモデルとするが、激動の時代の渦中で、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈の物語として大胆に再構成。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描かれる。

ADVERTISEMENT

 神木が演じる主人公の槙野万太郎は、高知で酒造業を営む裕福な商家の一人息子として生まれる。体が弱くいじめられがちな少年だったが、植物の魅力にとりつかれ、その秘めた才能を発揮する。草木をたずねて毎日のように野山を歩き回ったおかげで健康で丈夫な体を持つことに。小学校中退という学歴にもめげず、独学で植物学をきわめ東京帝国大学植物学教室の門をたたく。のちに「日本の植物学の父」と称される。

 神木は、「人生でこんなに嬉しいことが起きるのかと驚きました。それと同時に長く深く誰かの人生を生きるという責任、とにかくひたすら一生懸命生きます。牧野富太郎さんの笑顔を見た時に、なんて素敵な優しい笑顔なんだ、こんなに純粋に屈託ない笑顔ができる牧野さんがすごく羨ましいな、と思うと同時に、優しさに包まれる気持ちになりました。僕も牧野さんみたいな素敵な笑顔が似合う人になれるように、また、観てくださる方が優しい気持ちに、そして、“笑顔”になっていただけるように精一杯頑張ります。よろしくお願いします」と意気込む。

 また、「群青領域」「旅屋おかえり」などで知られる長田育恵が本作を執筆。長田は、「題材を問われ、真っ先に浮かんだのが牧野富太郎の大きな笑顔でした。世界規模での感染症流行の渦中、この先に広がる世界を思い描いたとき、もう少し風通しがよく、もう少し優しい、ひとりひとりの多様性が尊重される価値観が求められていくのではないかと想像したからです。富太郎は、ただひとつ特別な才能に恵まれていました。それは“ひたすら植物を愛すること”。子どもの頃に抱いた『好き』という感情が生涯を決定付けた、それこそ植物が太陽に向かって成長していくような生命力溢れる男です。彼が愛を注ぐ植物の世界は、どんな逆境でも絶滅を免れるため千差万別の多様性があります。彼は、多様性の価値を認め、それぞれの特性を等しく尊び、一生愛し続ける才能に恵まれていたのです。ですが時代のうねりの中、彼の生き方は簡単に理解を得られるものではありませんでした。そんな彼を支え、磨き抜いていったのが、鮮やかな出逢いの数々です。生涯で約1,500種類以上の新種を発表し、約40万点以上の植物標本を残した富太郎。けれど、その足跡を見渡せば、富太郎という広場に集った人々こそが、花のように咲き誇っていることでしょう。富太郎をモデルに描く主人公、槙野万太郎。ありのままの生を見つめる明るいまなざしと、植物が光に向かうような生命力、そしてひたむきに何かを愛する心が、観てくださる方の“今日”を彩ることを願っています」と語っている。

ADVERTISEMENT

 制作にあたって、制作統括の松川博敬は、「タイトルの『らんまん』は春爛漫の『らんまん』、そして天真爛漫の『らんまん』です。花がらんまんと咲き誇って植物の生命力が旺盛な様子を表すとともに、主人公の万太郎くんが笑顔で明るく天真らんまんに突き進んでいくさまをイメージしました。明るい春のスタートにふさわしいタイトルだと思いませんか? 主演は神木隆之介さん。見てるとなんだかワクワク楽しい気持ちになる俳優さんです。そしてモデルは天才植物学者の牧野富太郎さん。大好きな植物のため、どんな困難にもめげず一途に突き進んでいく、ぶっ飛んだ傑物です。なんだか明るい“朝ドラ”になりそうな予感がしませんか? 毎日、朝が来るのが楽しみになるようなドラマ『らんまん』を誠心誠意お届けしたいと思います」と語っている。

 なお、2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(4月11日スタート)は黒島結菜、2022年度後期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」は福原遥が主演を担う。(編集部・梅山富美子)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT