『ドライブ・マイ・カー』国際長編映画賞ノミネート!邦画では3年ぶり
第94回アカデミー賞
第94回アカデミー賞のノミネーションが8日に発表され、濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞にノミネートされた。日本映画の国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)ノミネートは、是枝裕和監督の『万引き家族』(2018)以来3年ぶりとなる。
村上春樹の短編小説を基に、妻を失った喪失感を抱える主人公(西島秀俊)が再生へと向かう姿を描いた『ドライブ・マイ・カー』。第79回ゴールデン・グローブ賞でも作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)を受賞したほか、ニューヨーク映画批評家協会賞では作品賞を受賞、ボストン映画批評家協会賞では作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4冠、ロサンゼルス映画批評家協会賞では作品賞と脚本賞の2冠、全米映画批評家協会賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4冠に輝くなどアメリカの映画賞レースを席巻している。
それだけにアカデミー賞の国際長編映画賞でも最有力とみなされており、日本映画として滝田洋二郎監督の『おくりびと』(2008)以来13年ぶりの受賞も大いに期待できそうだ。(編集部・市川遥)
第94回アカデミー賞国際長編映画賞候補は以下の通り
『ドライブ・マイ・カー』(日本)
『ブータン 山の教室』(ブータン)
『フリー(英題) / Flee』(デンマーク)
『The Hand of God』(イタリア)
『ザ・ワースト・パーソン・イン・ザ・ワールド(英題) / The Worst Person in the World』(ノルウェー)
第94回アカデミー賞授賞式は、3月28日(月)午前7時30分よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて生中継