市原隼人「鎌倉殿の13人」八田知家役で5年ぶり大河　多くの謎に包まれた武将

　俳優の市原隼人が、小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（NHK総合ほか）に八田知家役で出演することが17日、同作の公式Twitterで発表された。八田は源頼朝の亡き後、2代目将軍の頼家を支えた13人の宿老たちの一人。市原にとって大河への出演は2017年放送の「おんな城主　直虎」（傑山役）以来となる。

　本作は鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時（小栗）が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。脚本を、大河では「新選組！」「真田丸」を手掛けた三谷幸喜が務める。市原演じる八田知家は北関東を治める御家人という役どころ。

　Twitterでは前16日に行われた3名のキャスト発表と同様、先にシルエットと音声コメントを公開。市原は、出演にあたり「生々しい泥臭さと人間臭さをまとい、いまだ多くの謎に包まれている十三人の合議制の一人の武将、八田知家を演じさせていただきます」と自己紹介し、「このたびの大河ドラマで三谷さんが八田の歴史を記すと言っても過言ではありません。私自身、楽しみにしております。日本人として歴史ものの作品に携われる喜びをかみしめながら、いま一度わびさびの心を見つめ直し、参加させていただきます」と意気込みを語っている。

　16日には、義時の長男・泰時を坂口健太郎、義時の異母弟・時房を瀬戸康史、義時の正室・比奈を堀田真由が演じることが発表された。（編集部・石井百合子）