香椎由宇、8年半ぶり連ドラレギュラー 『魔女の宅急便』のウルスラをイメージ
女優の香椎由宇が、広瀬アリス主演のカンテレ・フジテレビ系4月期ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」(4月スタート、月曜よる10時~)で、約8年半ぶりに連続ドラマにレギュラー出演することが18日、明らかになった。本作は恋に本気になれない6人の男女が織りなすラブストーリーで、香椎は主人公・純(広瀬アリス)の職場の元先輩だったネイルサロンオーナーにふんする。香椎にとって「今まででは絶対に出会えなかった役」だと言い、出演に「ドラマ出演のお話を最初に頂いたとき、こんなサバサバした感じの口調の役柄と知らず、台本を読んで“んーっ!?”って思いました(笑)。今までの私には絶対に来ないであろうキャラクターだと思います。ただすごくありがたいと思っていて、久しぶりのドラマ出演でゼロからスタートできるタイミングで、今まででは絶対に出会えなかった役に出会えた事が本当に驚きましたし、嬉しくもある一方、役柄の難しさに頭抱えました(笑)」とコメントしている。
香椎が演じるのは、純が働く洋食器メーカー「相良製陶」の元先輩で、現在はネイルサロン「Ambarvalia」(アンバルワリア)を経営する中川岬希(なかがわ・みさき)。サバサバしていてアネゴ肌の面倒見の良い性格。「Ambarvalia」は純、響子(西野七瀬)、アリサ(飯豊まりえ)が集まる女子会の場で、岬希は純たちの恋バナにも首を突っ込みアドバイスするが、自身の恋愛事情は謎に包まれている。
香椎と言えば昨年、夫であるオダギリジョーが演出を務めたNHKドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」初回の冒頭に占い師役で登場し、その美貌が話題に。連続ドラマのレギュラー出演は、2013年10月クールに放送された「クロコーチ」(TBS系)以来となる。
岬希を演じるにあたり、香椎は「この口調とキャラクターの設定でイメージしたのは『魔女の宅急便』のウルスラという、カラスの画を描いている女性。彼女のようなイメージなんですけど、そこから掘り下げていきました。監督がよく“べらんめえ”なキャラだからって言うんですけど、そこを出していくのが最初はやり切れなくて、どこまでやっていいのか、考えずボンボン言うだけのようなキャラクターにはしたくなかったので、その部分をすごく悩みましたね」とアプローチについて語っている。
ストーリーについては「1話1話“もどかしい~”っていう風に台本を読んでいました(笑)。キュンキュンするストーリーもですが、純・響子・アリサの女子3人が集まるとこんな風になるんだっていう3人娘の掛け合いだったり、それを見守っている私だったり、そうした空間を女性の方は“うんうん”と頷きながら楽しめると思うので、そこを楽しみにして欲しいなと思います」とその魅力に触れている。