小松菜奈＆坂口健太郎、恋が始まる瞬間を捉えた『余命10年』本編映像が公開
小松菜奈と坂口健太郎が主演を務める映画『余命10年』（2022年全国公開）より、本編映像の一部が公開された。
本作は、2007年に刊行された小坂流加さんの同名小説を原作に、数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉（まつり）の姿を描くラブストーリー。生きることに執着しないよう恋だけは決してしないと心に決めていた彼女が地元の同窓会で和人（かずと）と出会い、心を動かす姿が描かれる。
今回、茉莉（小松）と和人（坂口）の切なくも幸せな恋がはじまる瞬間を捉えた本編映像の一部が公開。ライトアップされた桜並木を歩く茉莉と和人を映したもので、坂口いわく「二人の美しい関係性のスイッチが入った」というワンシーンとなっている。およそ1年間、四季の移ろいと共に撮影をした本作で、春が描かれた美しいシーンとなっており、監督を務めた藤井道人は「決定的なセリフも説明もないけれど、絶対に伝わるから信じてほしい」と自信を見せている。
この場面について、茉莉役の小松は「和人と茉莉の関係が始まっていく爽やかなシーン。私は茉莉と和人が『何がきっかけで惹かれ合ったのか？』を明確にしていないところがすごく好きです。『この人と一緒にいたいな』とか『この人を守りたいな』とか、この人の笑顔をずっと見ていたいっていう気持ちが茉莉の中にはあって。和人の屈託のない笑顔が茉莉にとっての救いだったんだなと思えるようなシーンでした」と語る。
和人の笑顔に生きる希望を見つけた茉莉の思いが詰まったこのシーンについて、和人役の坂口も「この作品は桜が凄く印象的なところで映っていて、夜桜のシーンは風が吹いて、目が合って、二人の美しい関係性のスイッチが入ったような気がしました」と印象を明かしている。（編集部・大内啓輔）