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阿部サダヲ×水田伸生監督『アイ・アム まきもと』で4度目のタッグ!ちょっと迷惑な男に

ちょっと迷惑な存在でありながら、なぜか応援したくなる牧本を好演する阿部サダヲ。
ちょっと迷惑な存在でありながら、なぜか応援したくなる牧本を好演する阿部サダヲ。 - (C) 2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会

 阿部サダヲが主演し水田伸生が監督する映画『アイ・アム まきもと』が、9月に公開されることが決定した。

【動画】『謝罪の王様』でのみごとな謝罪っぷり

 本作は、市役所の“おみおくり係”に務めるちょっと迷惑な男こと牧本壮が、亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、さまざまな人と出会うヒューマンストーリー。牧本の迷惑が、いつしか無垢な気持ちとして、周囲と自らに影響を与えていくさまを描く。阿部と水田監督は、『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』『謝罪の王様』に続き4度目のタッグとなる。

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 主人公の牧本は、空気が読めない、人の話を聞かない、誰にも心を開かないというキャラクター。ユニークな言動と行動でちょっと迷惑な存在を演じた阿部は「台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。牧本壮の真っ直ぐ過ぎて少し迷惑かも? と思える生き様を観て、和んで頂きたいです」とコメントを寄せた。(今井優)

コメント全文は以下の通り。

阿部サダヲ

台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わる素敵なキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒されました。
ご覧になるお客様に、牧本壮の真っ直ぐ過ぎて少し迷惑かも?と思える生き様を観て、和んで頂きたいです。よろしくお願いします。

水田伸生監督

『人を憂(うれ)うことが出来る人が優しく、人間として優(すぐ)れている』と、太宰治は書いています。
主人公「まきもと」に友人はいませんが、他者を憂うことが出来、その気持ちを行動に移せる人間なのです。
経済が幸せの指標とされて以来、「利己主義」な思考や行動が目立つ情けない世の中ですが…人間の持つ「美徳」が他者を敬い、尊重する「利他主義」だとすると「まきもと」こそ「美徳」の持ち主です。 

阿部サダヲさんは、私が最も信頼する俳優のひとりです。
以前「阿部サダヲさんはどんな俳優?」という問いに「ゴム毬のような」と答えました。説明すると「手触りは柔らかく、決して人を傷つけたりしないが、強く床に投げつければ驚くほど高く飛んで行くし、いつまでも小さく弾んでいることもできる」そんな俳優なのです。演技の特性は「助走無しで跳ぶ、走高跳」の如く「観客に展開を予測させない振幅の大きな演技」この特性に加えて、今回は「シームレス」繋ぎ目のない演技を要求しました。

映画『謝罪の王様』スペシャル特報(ウソ編) » 動画の詳細
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