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「鎌倉殿の13人」源義経の意表突くキャラ話題 「ヤバい」「クレイジー」

第8回「いざ、鎌倉」より菅田将暉演じる源義経
第8回「いざ、鎌倉」より菅田将暉演じる源義経 - (C)NHK

 27日に放送された小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第8回で、菅田将暉演じる源義経の意表を突くキャラクターが注目を浴びている。

【写真】反響を呼んだ義経の初ビジュアル

 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。第8回「いざ、鎌倉」では、上総広常(佐藤浩市)らを加え一気に勢いを増した源頼朝(大泉洋)が鎌倉を目指して進軍。頼朝の命を受けた義時が武田信義(八嶋智人)を味方に引き入れるため、再び甲斐へと向かうさまが描かれた。

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 前回のラストは、義経が父子のような固い絆を育んだ奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)の元を旅立つ感動的な場面で幕を閉じた。弁慶(佳久創)ら従者を引き連れ兄・頼朝の元を目指す義経の勇ましい姿に視聴者もワクワクしていた。が……その義経が8回で見せたまさかの行動に、ネット上では騒然となっていた。

 それは、義経が野原で狩りをしていたときのこと。兎を仕留めたと思った義経は目を輝かせて獲物を取りに向かうが、そこへ一人の男が現れ、それは自分が仕留めたものだと主張。男が義経に矢を向け一触即発の事態に陥ったとき、義経は「どちらが矢を遠く飛ばせるか」を競い、勝者が獲物を手に入れるべしと提案。男は承服して自信たっぷりに矢を放つも、義経は動かない。男が訝しんで義経を見た瞬間、義経はおもむろに矢を男に向け殺害。あっけにとられる従者たちに、義経は平然と「行くぞ」と言い放った。

森で里芋の煮物を食す義経

 わずか数秒の出来事に視聴者も困惑し、ネット上では「まじか!」「野蛮」「クレイジー」「ヤバい」「ドン引き」「サイコ感ハンパない」と驚き、ショックのリアクションが続いた。また、ある時は腹を空かせていた従者たちが里芋の煮物を箸で拾い上げようとして失敗する様子を見た義経が、芋に箸を突き立てていとも簡単に食す……という場面もあった。

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 放送後、公式Twitterでは義経演じる菅田のコメント動画が公開。義経が天才軍略家、悲劇のヒーローとして語り継がれる人物であることをふまえ、菅田は脚本の三谷幸喜が描いた義経像について以下のように語っていた。

 「今回の三谷さんの本ではそれだけじゃない人間味あふれる部分がいっぱいあって決してただのいいやつじゃないし、わりと残忍だし、ずるいし、せこいし、そういう必死さ、義経なりの戦い方、そうやって戦わざるをえなかったんだろうなというような感じになればいいなと思うし、僕が心がけなきゃと思うのは彼はこのあと英雄になるんですよね。まだ英雄じゃないからちゃんと一人の人間として家族、親を殺されていて……平家に。お兄ちゃんが戦いに出る! そこに俺も一緒に行くんだ! ただお兄ちゃんのために家族のためにとまっすぐな。ただそのまっすぐさがときに違う方向に向くという感じでやれればなと思っていますね」

 また、義経を演じるうえで心がけていることについて「異常性」「超人」「カリスマ性」「人間味」といったワードも挙げていた。(編集部・石井百合子)

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