マーベル『モービウス』主人公の吹き替えは“キャプテン・アメリカ”中村悠一!杉田智和&小林ゆうも参加
マーベル新作映画『モービウス』(4月1日公開)の日本語吹き替え版声優が発表され、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でキャプテン・アメリカの声を担当する声優・中村悠一が、主人公モービウス役を務めることが明らかになった。中村のほか、杉田智和、小林ゆう、楠大典、田村睦心、松本沙羅も参加する。
スパイダーマンの宿敵として原作コミックに登場したキャラクター・モービウスの活躍を描く本作。血液の難病を患う天才医師マイケル・モービウス(ジャレッド・レトー)は、同じ病に苦しむ親友を救うため、コウモリの血清を投与する危険な治療法を自らに施す。超人的なスピードや飛行能力を手にしたモービウスは、その代償として、血に飢えたコウモリのような身体に変貌してしまう。
吹き替え版参加にあたり、やはり「過去にマーベルヒーローを担当していた」という部分を気にしていた中村。「そこは気にせずとも大丈夫です! とお言葉を頂戴したので、では是非! という思いで参加させて頂きましたが、見る方達にそれを感じさせないように役づくり、雰囲気作りをしないといけないな、と色々考える時間を設けました。収録でしっかりと演出を付けていただき、今作の持つ『闇』の部分、そこに医師として人命を優先して考えるモービウスの葛藤を交えながらじっくりと役づくりをさせていただきました」と自信たっぷりに語る。
同じくMCU映画『エターナルズ』でキンゴの声を担当した杉田は、モービウスの親友マイロ(マット・スミス)役。「自分なりに色々調べて役と向き合いました。マイロとモービウスの関係は損得以上に、似た境遇で見えない出口を共に探っている同士のように思えました。どのような結果であっても、彼の出した答えに迷いがあってはいけないと思い、向き合う事を絶対に諦めなかったです」と主人公との関係性を明かした。
また、ヒロインの医師マルティーヌ(アドリア・アルホナ)役の小林は「マルティーヌさんは、モービウスさんの同僚であり、彼を支える優秀な女医です。それでいて献身的で強くて優しい、芯の強さも魅力です。とても美しくて聡明で非の打ち所のない女性だと思います」とキャラクターを説明。すでにアフレコ収録も終えており、「マルティーヌさんの目線や所作、細部に至るまで全てが美しく、残酷でもあり、苦悩や葛藤を共に味わせていただけていることに、有り難さと喜びを感じました。この偉大な作品に携わらせていただける幸せを胸に刻みながら、精一杯演じさせていただきました」と振り返った。(編集部・倉本拓弥)