『映画ドラえもん』1年越し公開の新作が大ヒット!『余命10年』は3億突破で2位の好スタート
映画週末興行成績
3月5・6日の土日2日間の全国映画動員ランキングが7日に興行通信社より発表され、『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021』が2日間で観客動員32万2,000人、興行収入3億9,400万円をあげ初登場1位に輝いた。ほか新作では小松菜奈&坂口健太郎がダブル主演を務めるラブストーリー『余命10年』が2位、テレビアニメ化もされた大ヒットアプリゲームの劇場版『あんさんぶるスターズ!! -Road to Show!!-』が6位にランクインした。
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021』は、1985年に公開された『ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スターウォーズ)』をリメイク。当初、昨年3月5日の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりおよそ1年越しの公開となった。ゲスト声優に香川照之、松岡茉優、お笑いコンビのミルクボーイら。初日から3日間の累計では動員35万人、興収4億4,000万円を突破する好スタートを切った。
2位の『余命10年』は、映画『新聞記者』などの藤井道人監督がSNSを中心に反響を呼んだ小坂流加の小説を映画化。数万人に一人という不治の病を患い、絶対に恋をしないと誓った20歳の高林茉莉(小松)が、同窓会で出会った真部和人(坂口)に惹かれ葛藤していく。2日間で動員16万2,000人、興収2億2,100万円、3日間の累計では動員22万8,000人、興収3億円を突破している。
『劇場版 呪術廻戦 0』は、土日2日間で動員8万7,000人、興収1億3,300万円の記録で3位に。1位でスタートを切り、その後3週目から2週間2位にランクダウンしながら再び首位に返り咲き、6週間にわたってキープしていた。累計では動員885万人、興収123.9億円を突破し、注目の歴代興収ランキングでは、最終興収124億円を記録した『美女と野獣』と並ぶ22位まで順位を上げた。
今週は『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』、バカリズムの脚本を『勝手にふるえてろ』などの大九明子監督がオールスターキャストで映画化する『ウェディング・ハイ』、11人で結成されたグローバルボーイズグループ「JO1」のドキュメンタリー『JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-』、『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』、『映画しまじろう「しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま」』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2022年3月5日~3月6日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021』:1週目
2(初)『余命10年』:1週目
3(1)『劇場版 呪術廻戦 0』:11週目
4(2)『愛国女子-紅武士道』:3週目
5(3)『ナイル殺人事件』:2週目
6(初)『あんさんぶるスターズ!! -Road to Show!!-』:1週目
7(4)『牛首村』:3週目
8(5)『コンフィデンスマンJP 英雄編』:8週目
9(7)『ウエスト・サイド・ストーリー』:4週目
10(6)『アンチャーテッド』:3週目