ガンダム『ククルス・ドアンの島』ドアン役は武内駿輔!ドアンザクの設定画公開
9日、声優の武内駿輔が、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の人気エピソードを映画化する『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(6月3日全国公開)で、主人公アムロ・レイ(古谷徹)が出会うジオン軍の脱走兵ククルス・ドアン役を担当することが明らかになった。また、3月9日の「ザクの日」にあわせ、ドアンとアムロが搭乗する、ドアン専用ザクとガンダムの設定画も公開された。
かつてテレビアニメ版の第15話として放送された名エピソードを、テレビシリーズのキャラクターデザイン・アニメーションディレクターにして、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を手掛けた、安彦良和監督が再び映像化する本作。「帰らずの島」と呼ばれる孤島を舞台に、迫力のモビルスーツ戦と共にアムロとドアンの出会いが描かれる。
ドアン役の武内は、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」のプロデューサー役をはじめ、幅広い活動で知られる人気声優。「第15話の存在は僕も昔から存じておりましたが、それをまさかリブートするとは」と本作の制作に驚きつつ「皆様のご期待を裏切らぬ様、ファーストシリーズを全て見直し、僕も挑まさせて頂きました」と気合十分。「元々の題材もそうですが、ガンダムを知っている人でも知らない方でも楽しめる内容になっております。なんてそれっぽい事言いましたが、難しいこと考えず! 新たに描かれる”ドアンザク”! ”白いヤツ”! その他多数の新要素! ド派手に戦うモビルスーツ達! それらを、是非大きなスクリーンで楽しんで頂けますと幸いです! 出るか!? ドアン正拳突きッ!?」とファンに呼びかけている。
本作のドアンは、多くの子供たちと島で暮らし、地球連邦やジオンにかかわらず、島に降り立つ敵機を自身のザクで戦闘不能にしている歴戦のパイロット。その腕前はかなりのもので、残敵掃討任務のため島を訪れたアムロの繰るガンダムを圧倒。交戦の後、コックピットから意識を失ったアムロを救助する。また、ある秘密を島に隠しており、かつての部下であるサザンクロス隊に命を狙われているという。果たして武内は、古谷の担当する15歳のアムロを相手にどんな演技を披露するのか。
そのほか本作には、カイ・シデン(古川登志夫)、ハヤト・コバヤシ(中西英樹)、セイラ・マス(潘めぐみ)、フラウ・ボゥ(福圓美里)、ミライ・ヤシマ(新井里美)、ブライト・ノア(成田剣)、スレッガー・ロウ(池添朋文)らホワイトベースクルーが登場。ドアン専用ザク、ガンダムの設定画、ストーリーは以下の通り。(編集部・入倉功一)
MS-06F ドアン専用ザク
ククルス・ドアンがジオン公国軍のサザンクロス隊を率いていた際に搭乗していたザク。地球侵攻作戦中に脱走したため、倒した相手の機体から部品を回収し、ドアン自身でそれらを用い機体の補修・改修を行っている。そのため、一部装甲は剥がれたままになっており、左右非対称な部分も多い。島での生活を守るために普段は存在を隠しているが、外敵である地球連邦軍やジオン公国軍が来た際は迎撃して無力化するために運用されている。
RX-78-02 ガンダム
アムロ・レイが搭乗する地球連邦軍の白兵戦用試作モビルスーツ。ホワイトベースが地球連邦軍総司令部ジャブローへ到着した際に改修され、中期型となった。主な変更点としてボディユニットへコア・ポッドが組み込まれ、左肩のショルダー・マグナムが右肩同様にバルカン砲に換装されている。無人島で地球連邦軍のMS隊が壊滅したことから、島の残敵掃討任務で運用されるがドアンのザクと交戦後機体は行方不明となる。
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』ストーリー
ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反抗作戦に打って出た。アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…?