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斎藤工の声は「響きがいい」 イノッチ&中山秀征に褒められ照れ笑い

「工くんの声にうっとりしちゃう」と褒められた斎藤工
「工くんの声にうっとりしちゃう」と褒められた斎藤工

 斎藤工が18日、都内で行われた「28th キネコ国際映画祭」のオープニングセレモニーに出席し、同映画祭の参加に感慨をにじませた。この日は、プログラミング・ディレクターの中山秀征、斎藤と同じスペシャル・サポーターの井ノ原快彦平澤宏々路も登壇。ジェネラル・ディレクターの戸田恵子からはビデオメッセージが届けられた。

【画像】井ノ原快彦・斎藤工・平澤宏々路が生吹き替え披露!

 キネコ国際映画祭は、“子供と大人が一緒に楽しむ”映画祭として1992年に誕生。今年は「二子玉川の街が映画館になる!」をテーマに、19か国の長編&短編57作品を上映、40以上のワークショップが各会場で開催される。

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 移動映画館プロジェクト「cinema bird(シネマバード)」をライフワークにしている斎藤。「被災地のお寺や体育館を1、2日だけ映画館に様変わりさせて、映画や芸人さんやミュージシャンのライブを体験してもらう。みなさんの日常の中でポジティブな思い出を作れないかということで地道にやっています」と企画について語ると、「キネコさんの理念と非常に近いと思い、ずっと気になっていました」と同映画祭への参加を手放しで喜んだ。

 セレモニーでは井ノ原、平澤と共にライブシネマ『マリアカミラのプレゼント』の生吹き替えに挑戦。「その時ならではのものが、生アフレコを価値があるものにすると思うので、ハプニングも楽しんでいただくのが醍醐味かな」と呼びかける一方で、「(役の)解釈がバレるのが恥ずかしい。『浅い解釈しやがって』と見られたらどうしよう」と不安を抱えながらマイクの前に立った。

 数人の役にチャレンジした斎藤は、「普段は表情とか骨格とか、何となく想像しながらするんですけど、(今回は)実際の方(オリジナルキャスト)の声もちょっと聞こえるので、そこから離れすぎても違うし、自由なようで不自由な不思議なアフレコの体験でした」と吐露。また「僕も井ノ原さんと一緒で、キャラクターが混ざっちゃって……。演じ分けようと思ったんですけど、出る声が全部一緒。僕から出る音色は一つしかなかったです」と肩を落とすが、井ノ原と中山から「工くんの声にうっとりしちゃう」「響きがいいからね。いい声だから」と褒められると、照れ笑いを浮かべた。

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 ライブシネマという貴重な体験を通して、「今後、来てくれたお子様も一緒に参加できたらいいなと思います」と声を弾ませる斎藤。そして、「いろんな国の映画をみんなで共有することで、いろんなものをフラットに見れるようになるのは映画の素晴らしい所だと思います」と感性が磨かれることにも言及し、「また僕も参加したいと思います」と意気込み。移動映画館プロジェクトと同映画祭のコラボレーションにも期待を寄せていた。(錦怜那)

「28th キネコ国際映画祭」は3月22日まで iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ、109シネマズ二子玉川ほかにて開催

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