「カムカム」川栄李奈の驚きの英語力!語学指導の先生も脱帽
第21週に突入した連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜は1週間の振り返り)。第20週で、るい(深津絵里)の生家を訪れたひなた(川栄李奈)は、さまざまな影響を受けて再度英語の勉強をすることに。3月23日に放送された第100回では、条映太秦映画村に訪れる外国人に流ちょうな英語でガイドするなど、めきめきと上達したひなたの姿が映し出された。演出した橋爪紳一朗と制作統括の堀之内礼二郎が、川栄の英語力について語った。
連続テレビ小説の第105作「カムカムエヴリバディ」は、昭和から令和にわたる時代をラジオ英語講座と共に歩んだ祖母・母・娘、3世代の親子の100年を描いた物語。条映太秦映画村で出会ったビリーという男の子に一目ぼれした幼少期のひなたは、英語を学ぼうと決心するも、自身の飽きっぽい性格から、なかなか英語学習が続かなかった。だが、大人になったひなたは映画村の衰退に歯止めをかけるべく、外国人観光客を取り入れようと、再び英語を学び始めたのだった。
ところが、ここでもうまくいかず、悶々としたなか日々を過ごしていたひなた。そんななか、るいの生まれ故郷である岡山に行ったことで、もう一度、英語を身に着けることに情熱を注ぐことになる。そして、迎えた第100回放送では、とても流ちょうな英語を披露する。
橋爪は「最初に川栄さんとお会いしたとき、『まだまだこれから』と言ったところでしたが、上白石(萌音)さんや深津さんの撮影でお会いしない期間が数か月間あり、しばらくぶりにお会いしたら、ものすごく上達されていたんです」と語る。「英語指導を担当した塩屋孔章先生も同じようにおっしゃっていました」と川栄の伸びしろを絶賛する。
急激にひなたの英語が上達していることについて、唐突感があると感じる人もいるのでは……という意見も想定されるところだが、堀之内は「第20週で平川唯一さん(さだまさし)のカムカム英語に触れ、再度ひなたがから、4~5年の歳月が流れているという設定。英語指導の塩屋先生も留学などをせず、日本にいながら英語を身につけられた方なのですが、相談したところ、目標を持って本気で真面目に取り組めば4~5年ぐらいで、あのぐらいの英語は話せるようになれますというお言葉をいただいたんです」と説明する。
さらに今後、ひなたの英語は大きな出会いをもたらすことに。インタビューでは「人生でもっとも英語を勉強した」と話していた川栄の努力の結晶が、しっかりとあらわれた放送回になっている。(磯部正和)