小池徹平、剣心衣装で激しい殺陣披露 ミュージカル「るろ剣」共演陣も熱い思い
小池徹平が、29日に都内で行われた、ミュージカル「るろうに剣心 京都編」製作発表会に登壇。激しい殺陣を披露するとともに、稽古に臨む胸中を語った。この日は、小池修一郎(脚本・演出)、黒羽麻璃央、加藤清史郎、岐洲匠、井頭愛海、鈴木梨央、伶美うらら、山口馬木也、加藤和樹も出席した。
本作は、和月伸宏の人気漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を初めてミュージカル化した、宝塚歌劇団の浪漫活劇「るろうに剣心」(2016)を手掛けた小池修一郎が脚本・演出を担当する新作。本来は2020年秋の上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う公演中止を経て、この度ついに日の目を見ることになった。
主人公・緋村剣心役の小池は、イベントの冒頭で、数人の敵役を相手に殺陣を披露。その後の会見で「ようやく息が落ち着いたところです。なかなか激しい殺陣だったと思います。ミュージカルなので、この後、小池先生に歌えと言われたらケンカするかもしれないですけど」と会場の笑いを誘いつつ、「稽古がはじまって1週間くらいたっていますけど、今日の殺陣のことで頭がいっぱいだったので、ようやくすんなりと稽古場に入っていけるのかな、という気もしています」と安堵の表情を見せる。剣心の役衣装を身に着けたことで「ようやくはじまるんだなというワクワクがすごい」と、はやる気持ちを打ち明けていた。
全身を包帯で覆った姿の志々雄真実役の黒羽は、「(公演中止から)ずっと心の中の火は消えず、いつか必ずやりたいと思って今日まですごしてきました」と熱い思いを告白。その一方で、「少しでも早くこの包帯の暑さに慣れないといけないなと。この下、ビチョビチョなんです」と苦労も明かした。
相楽左之助役の岐洲は「2年前よりパワーアップしたいと強く思い、筋トレをしっかりし、5キロ増やしました!」と声を張ると、「僕は左之助より身長が高いので、プラス2キロくらいできたらな」とさらなる増量アップも目指す。比古清十郎役の加藤(和)は、「比古が飛天御剣流を剣心に託すように、この舞台に立つからには次の世に残っていくような作品を作っていきたい」と力を込めた。
原作者の和月から「自信を持って御送り出来るエンターテイメント」と太鼓判を押された本作。本作の魅力について、演出の小池は「場面や登場人物が多いので圧縮して、いろんな人たちがパッパッパッと歌って展開していくようになっています。音楽は宝塚(歌劇団)の太田健さんと、2.5次元ミュージカルなどで活躍していらっしゃる和田俊輔さんにお願いしているので、カジュアルでポップな色合いが増えていると思います」と語った。(錦怜那)
ミュージカル「るろうに剣心 京都編」は5月17日~6月24日にかけてIHIステージアラウンド東京で上演(全46公演)