『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督、オスカー受賞に「皆さん獲りました!」西島秀俊&岡田将生らと熱い抱擁〈スピーチ全文〉
第94回アカデミー賞
第94回アカデミー賞授賞式が28日(現地時間27日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞した。受賞が決まった瞬間、濱口竜介監督は西島秀俊、岡田将生らと抱き合い、喜びを分かち合った。
『ドライブ・マイ・カー』は、2014年に刊行された村上春樹の同名短編小説を映画化した179分のロードムービー。妻を失った主人公(西島)が目を背けてきた妻との関係に向き合い、再生へと向かう姿を活写した。同部門で日本映画が受賞するのは、滝田洋二郎監督の『おくりびと』(2008)以来13年ぶりの快挙となった。
オスカー像を受け取った濱口監督は、映画芸術科学アカデミーと配給各社に英語で感謝すると、「西島秀俊さん、岡田将生さん、霧島れいかさん、パク・ユリムさん、ジン・デヨンさん、アン・フィテさん、ソニア・ユアンさん、おめでとうございます!」と会場で見守るキャスト陣に呼びかけた。また、会場に駆けつけることができなかった三浦透子に向けても、「赤いサーブ900を見事に運転してくれた三浦透子さんに感謝します!」とメッセージを送った。(編集部・倉本拓弥)
濱口竜介監督スピーチ全文
(※英語で)ありがとうございます。(手に抱えたオスカー像を見ながら)あなたがオスカーですね(笑)。アカデミーの皆さまに感謝申し上げます。ヤヌスフィルムとサイドショウとワーナーメディア150とシネティック、この映画をアメリカに持ってきてくれてありがとうございます。
ここにいる出演者の皆さんに感謝を申し上げます。(※日本語で)西島秀俊さん、岡田将生さん、霧島れいかさん、パク・ユリムさん、ジン・デヨンさん、アン・フィテさん、ソニア・ユアンさん、おめでとうございます!
また、ここに来られなかった出演者の皆さんにも感謝します。赤いサーブ900を見事に運転してくれた三浦透子さんに感謝します! 皆さん獲りました!
第94回アカデミー賞授賞式は、3月28日(月)午前7時30分よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送・配信中(午後10時より字幕版放送・配信)