『ファンタビ』第3弾、マッツ・ミケルセン版グリンデルバルドが完璧!共演者たちが感服
人気シリーズ第3弾『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のキャストたちがインタビューに応じ、本作で史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドを演じたマッツ・ミケルセンのハマりっぷりについて語った。
前作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)でグリンデルバルド役を務めたのはジョニー・デップだったが、2020年11月、元妻アンバー・ハードへのDV疑惑を報じた The Sun 紙に対する名誉毀損訴訟で敗訴したことを受けてシリーズから降板。急きょ、新たなグリンデルバルド役として白羽の矢が立ったのが、“北欧の至宝”という異名をとるマッツだった。
パン屋のジェイコブ役のダン・フォグラーは「僕は彼と『ハンニバル』で仕事をしてとても楽しい時間を過ごしたから、ちょっと偏った意見になっているかもしれないけど」と前置きしつつ、「すごくトリッキーではあったよ。ジョニー・デップと今まさに一緒に仕事をしようとしていて『何て最高なんだ!』となっている時に、別の誰かと働かないといけないとなったから……。『その“誰か”は最高の人じゃなきゃダメなはずだ!』と思ってはいたけど、それがその通りになった」と笑顔を見せる。「その“誰か”とはマッツで、すでに周囲から愛と尊敬を集めている人。彼がグリンデルバルド役と聞いて、『なんてこった! 完璧だ』と思った。彼はハンニバル・レクターだからね。不気味さはお手の物だし、チャーミングな人。彼とはいくつか共演シーンがあったけど、素晴らしかった。彼と働くのはとても楽しかったよ」と再共演を振り返った。
ジェイコブと恋に落ちるも、前作でグリンデルバルド側についてしまったクイニー役のアリソン・スドルは「マッツには俳優として、長い間憧れていた。だから最初はちょっと萎縮しちゃったけど(笑)、一緒に仕事をするのにとても素晴らしい人だった」と明かす。マッツ版グリンデルバルドについては、「素晴らしく、ぞっとしたわ。本当に恐ろしい悪人になっていた。地に足の着いたパワーをこの役に与えていて、マッツは人を震え上がらせるのに叫ぶ必要なんかない。彼自身が本当に力のある人間だから。だから、彼がグリンデルバルド役に持ち込んだのは本当にユニークでこれまでとは異なるもので、それを見るのは本当に興味深かった」と表現した。
本作で本格登場となった、アメリカにある魔法学校の呪文学教授ユーラリー・ヒックス役のジェシカ・ウィリアムズにも、ドイツ魔法省でマッツ演じるグリンデルバルドと対峙するシーンがある。ジェシカは「彼のグリンデルバルドを見たのはその時が初めてだったんだけど、『ワオ! 彼はすごい!』って思った。怖いのに、どこか人を惹きつけるとことがあって。本当に、本当にすごいわよ」と期待をあおっていた。(編集部・市川遥)
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日より全国公開