香取慎吾3年ぶり主演作!『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開決定 妻役に岸井ゆきの
香取慎吾が『凪待ち』以来3年ぶりに映画出演を果たす映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』が、9月に公開されることが決定した。
【画像】映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』監督&キャスト写真
香取を主演に当て書きした脚本は、大切な人との絆を取り戻すコメディー。結婚4年目を迎える田村裕次郎と日和は、表向きは仲良し夫婦だったが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていくさまを描く。香取が主演を務めるほか、ヒロインには岸井ゆきのが抜てきされた。草なぎ剛が主演した『台風家族』の市井昌秀監督がメガホンを取る。
初タッグを組んだ香取と市井監督は、14年前のぴあフィルムフェスティバルで、当時審査員だった香取が市井の作品を高く評価したことが出会いとなる。その際、市井はいつか香取と一緒に映画の仕事をしたいという強い思いが芽生えたという。その後、市井が香取のソロアルバムの収録曲「FUTURE WORLD(feat.BiSH)」のMVを撮ったことが後押しとなり、市井は香取を主演に据えた脚本の執筆に取り掛かった。そして完成した本作の撮影は、2021年9月下旬から10月下旬にかけて、東京都立川ほか埼玉などで行われた。タイトルにある“チャーリー”とは、劇中で夫婦が買っているペットのフクロウ(3歳/オス)のこと。
SNS「旦那デスノート」にもがく裕次郎を演じた香取は「恐怖の連続でした! 自分の知らないところで、自分の知っている人が、自分の事を晒している! コメディーです。コメディーだけど、泣けるんです。いい意味で」と裕次郎が日和との会話で適当に受け流すときによく使う「いい意味で」というセリフを交えたコメントを寄せた。(今井優)
キャスト&監督コメント全文は以下の通り。
香取慎吾(田村裕次郎/役)
また、映画に出演させてもらえてとても嬉しいです。
初めて市井監督の映画に参加しました。
初めて岸井ゆきのさんと共演させてもらいました。
笑顔のはじめましてが絡み合いながら、SNS『旦那デスノート』にもがく裕次郎を演じました。
恐怖の連続でした!
自分の知らないところで、自分の知っている人が、自分の事を晒している!
コメディーです。
コメディーだけど、泣けるんです。
いい意味で。。
岸井ゆきの(田村日和/役)
わたしは本当の夫婦の感覚を知らないのですが、両親をずっと見てきて、何もないようで何かある空気、本心を悟られないように諭そうとする威厳、笑いながら諌める態度、不思議な関係だと思いました。そんなことを考えて芝居をするのは、いつかあるかも知れない未来を追いかけるようで面白かったです。
そして隣にいる相手が幼少期から拝見している香取慎吾さんだなんて身の引き締まる思い。毎日が優しい光で溢れて、香取さんと楽しくお話させていただいている時間は自分でも不思議でSFみたいで、市井監督と現実的な会話で構築していく物語はファンタジーで。
皆様がこの映画をどう感じるのか…私も楽しみにしています!
市井昌秀監督
なんらかのすれ違いで妻に憎たらしさを覚えた後、笑いながら誰かと電話するその背中を見て、「この人は何者なんだ?」と感じる時がしばしばあります。
結婚って、夫婦って、男と女って、一体なんなんだろう?
なんだか厄介で面倒なものを抱えて、どこへ向かっているのだろう?
わからないのその先を、香取慎吾さんと岸井ゆきのさんで見たいと思いました。平凡で情けなくダメな田村裕次郎、笑顔の片隅で毒を盛る田村日和と一緒に。