成田凌、「時効警察」三木聡監督の新作映画で主演 前田敦子が妖艶な人妻に
俳優の成田凌が、テレビドラマ「時効警察」シリーズや映画『大怪獣のあとしまつ』(2022)などの三木聡監督の新作映画『コンビニエンス・ストーリー』(8月5日公開)で主演を務めることが13日、明らかになった。成田演じるスランプ中の若手脚本家が、欲しいものが何でも見つかるコンビニエンス・ストアという異世界に迷い込むストーリーで、前田敦子が彼の創作意欲を掻き立てる妖しげな人妻にふんする。成田にとって三木監督作品への出演は初となり「念願の三木組。デビュー前からご一緒したかった三木聡監督、ご一緒できて嬉しいです。脚本を初めて読ませて頂いたときに、これだー。とガッツポーズしました。不思議な世界へ皆様をお連れします。ぜひ映画館でニヤニヤ見ていただけたらと思います」とコメントを寄せている。
【写真】前田敦子から強烈ビンタも!成田凌主演の2021年の映画
本作は、ジャパンタイムズで日本映画の批評を行う映画評論家でプロデューサーのマーク・シリングが企画。イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭の日本映画のコンサルタントも務めるマークが三木監督の才能にほれ込みに本作をオファーし、5年間二人で企画を温めた。
成田が演じるのは、映画の企画を持ち込んでもまったく手ごたえがなく、悶々と悩む日々を過ごす若手脚本家・加藤。そんな彼が、恋人の愛犬・ケルベロスのペットフード「犬人間」を買いに出かけたはずが、ひょんなことから不思議なコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込み、妖しげな人妻・惠子(前田敦子)と出会い、創作意欲が湧き始める。成田と前田は映画『くれなずめ』(2021)、ドラマ「逃亡医F」(2022)などで共演している。
前田、三木監督のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
映画『コンビニエンス・ストーリー』は、8月5日よりテアトル新宿他全国公開
前田敦子
コンビニの店員ですが異世界の方の店員。なんだか普通では当たり前にいられない三木さんの世界観を思う存分味わえた撮影期間は終始夢見心地でした。本作の三角関係はほんとに奇妙です笑 どんな映画になっているのか、私も楽しみです。
三木聡(監督・脚本)
「謎は謎だから謎であり、全ての謎は解けてしまえば謎ではない」エレクトリックソウルマンの有名なセリフですが、その通りだと思います。突然、現れる不可解な薬による不可解な眩暈と不可解な不倫の男女関係。それは、成田凌、前田敦子はじめ濃密な俳優達との濃密な時間の中で醸成されて行きました。果たして、この映画はどこに行こうとしているのか? 今となっては監督の私にすら判らないのです。お願いです、探さないで下さい。