名探偵コナン『ハロウィンの花嫁』大ヒットスタート!シリーズ初の興収100億円も視野に
声優の高山みなみと古谷徹が16日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇し、ファンの熱狂ぶりに目を丸くした。舞台あいさつには、声優の山崎和佳奈、女優の白石麻衣、江戸川コナンの着ぐるみも登場した。
本作は、青山剛昌の人気漫画を原作にしたアニメの劇場版シリーズ第25弾。脱獄犯を追跡中の公安警察・降谷零の首に装着された首輪型爆弾を解除しようと、江戸川コナンたちがハロウィンでにぎわう渋谷を駆け回る。昨日15日の公開初日の興行収入は、シリーズNo.1ヒット作『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』対比で124%を記録しており、シリーズ初の興収100億円を目指せる大ヒットスタートを切った。
コナン役の高山は「全員がちゃんと活躍していて、個々に協力するシーンもたくさんあるので、何回も楽しんでいただけるんじゃないかな」と呼びかけ。その言葉通り、すでにリピーターが続出しており、本日午前の回が終わった時点で6回も鑑賞したファンがいることがわかると、古谷は「物理的にちょっとね……」と考えが追いつかず首をひねる。しかし、高山が驚きながら「その勘定でいくと200回くらい観るってことになっちゃう」と想像すると、古谷は2018年の『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』では「206回観た方がいらっしゃいまして、半券を全部写真に撮って(SNSに)アップしていました」と思い出して紹介。続けて「映画館の近くに引っ越した方もいらっしゃいましたし、(安室透の)愛車のRX-7を買っちゃった人もいますし、すごいですね」とファンの熱狂ぶりに感嘆した。
ファンを魅了するキャラクターの一人を演じる古谷は、安室透/降谷零役について「僕そのものじゃないですか? と言えたらいいんですけど、足元にも及びません」と笑うと、「僕にとって可能性を広げてくれるキャラクターだったとしみじみ思っています」と話す。今作の見どころは「降谷零としては華麗なるアクション。随所に見せるエロ格好いい表情。そして、敢えてセクシーにしゃべった台詞」と説明した。
ゲスト声優での参加は「夢を見ている気分」と語っていたコナンファンの白石は、謎のロシア人女性エレニカ・ラブレンチエワ役を務め、「終盤のコナンくんと向き合って、エレニカの感情が爆発するシーンはぐっとくると言いますか、心が掴まれるシーンだったので、感動するポイントでもあります」とアピールした。
イベントでは、主題歌「クロノスタシス」を歌う BUMP OF CHICKEN からメッセージが寄せられたほか、高山たちがミッションに失敗すると古谷が持つ風船が破裂するジェスチャーゲームも行われ、会場は大いに盛り上がった。(錦怜那)