萩本欽一「ちびまる子ちゃん」放送1500回SPに本人役で初出演

　コメディアンの“欽ちゃん”こと萩本欽一が、5月1日に放送される、漫画家・さくらももこさん原作の国民的テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」（フジテレビ系）の放送1500回となる1時間スペシャルに、本人役でゲスト出演することが決定した。

　これまで、「ちびまる子ちゃん」の物語には幾度も登場している“欽ちゃん”だが、本人役でゲスト出演するのは今回が初めてとのこと。海外アニメ「ウォレスとグルミット」シリーズでアフレコ経験はあるものの、日本のアニメ作品に声優として出演するのは初めてとなった。

　出演に際して萩本は「信じられないよね。アニメーションに欽ちゃんがそのまま出てくると思わなかった。ありがたいことですよ。最初は『欽ちゃんのドンとやってみよう！』の声だけかなと思ったの。だけど、映像もあって、そんなにしてくれなくてもいいのにと思ってさ。恐縮しちゃってさ。でも、違う世界の中に欽ちゃんそのまま出てるって、さくらももこさんに会いたくなっちゃうよね。なんか“ありがとうございました”ってお礼を言いたい気分よ」と喜びのコメントを寄せている。

　1時間スペシャルでは、美しい桜の木をめぐる「まる子と山桜」、憧れの欽ちゃんへまる子の思いがつまった「まる子、欽ちゃんに会いたい」の2本を放送。「まる子、欽ちゃんに会いたい」のアフレコに臨んだ萩本は、自身が司会を務めた人気番組「欽ちゃんのドンとやってみよう！」のタイトルコールにも挑戦。「台本持つと緊張しちゃうの。びっくりしちゃった。よく考えたら別に台本読むようなセリフじゃないんだよね。終わってから気付いたよ。相当緊張してたんでしょうね。間違えないように」と収録を振り返る。

　同エピソードは、まる子が、大好きな「欽ドン」に観覧希望のハガキを出すことからはじまる物語。「欽ドン」について「欽ちゃんの時代を変えてくれた番組」と語る萩本は「私にとってもありがたい恩人というか、違う世界がそこからずっと開けた。有り難い番組でした。それがアニメとして残る。私の中で大事なものをしまっているんだけど、『ちびまる子ちゃん』もしまっておこうと思います」と感謝。そのうえで、記念すべき放送1500回について「子どもの番組っていうけど、むしろ年を取った私と同世代のじいちゃん、ばあちゃんに。孫の言葉って笑えたり、にこやかにできる。私はどちらかというと“みんな見てね”というよりは“じいちゃん、ばあちゃん、欽ちゃん出てるからその時代にちょっと戻ってみようよ”と言いたいかな。楽しみにしてて！」と視聴者に呼びかけている。（編集部・入倉功一）

ちびまる子ちゃん「ありがとう！みんなのおかげで放送1500回1時間スペシャル」は5月1日（日） 18時～19時放送