『哭声』続編の構想を継承!ナ・ホンジン原案・プロデュース『女神の継承』7.29に公開
『哭声/コクソン』(2016)、『チェイサー』(2008)などで知られるナ・ホンジンが原案・プロデュースを担当した映画『女神の継承』(英題:THE MEDIUM)が、7月29日より日本公開されることが明らかになった。
『哭声/コクソン』の続編として、ファン・ジョンミンが演じた祈祷師イルグァンの物語をナ・ホンジンが思いついたことから企画が始まった本作。その構想を受け継いで完成したのは、タイ東北部の村で脈々と受け継がれてきた祈祷師一族を描いたR18+のホラー映画。原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動を繰り返すようになった女性ミンを救うため、祈祷師のニムが祈祷を行うが、想像をはるかに超えるほど強大な存在がミンに取り憑いていた……という恐怖の物語が繰り広げられる。
ナ・ホンジンがプロデューサーとして監督に抜擢したのは、『愛しのゴースト』『心霊写真』などを手掛けたタイのヒットメーカー、バンジョン・ピサンタナクーン監督。このたび公開された本作のティザーポスタービジュアルには、呪詛が記された布を被る奇妙なシルエットが写っており、中央には「祈りの先に 救いはあるのか。」という不穏な言葉が添えられている。
キャストにはサワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカンらが集結。米アカデミー賞国際長編映画賞のタイ代表にも選出された注目作だ。(編集部・吉田唯)