『シン・ウルトラマン』が完成!斎藤工ら感無量「映画の夢を全身全霊で浴びた」
2日、都内で行われた映画『シン・ウルトラマン』完成報告会が開催され、主演を務めた斎藤工をはじめ、長澤まさみ、西島秀俊、樋口真嗣監督が出席。完成したての作品をこの日の午前中に観たという斎藤は「子供のころにもらった映画の夢を全身全霊で浴びた感じ」と感無量な表情で語った。
【画像】ウルトラマンも一緒に!『シン・ウルトラマン』完成報告会見
1966年の放送開始以来、国内外を問わず親しまれている特撮ヒーロー「ウルトラマン」を、企画・脚本を庵野秀明、監督を樋口という『シン・ゴジラ』のコンビが映画化した本作。謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が出現した現代の日本を舞台に、未知の存在であるウルトラマンが出現した世界を描く。
4月30日に完成したばかりの作品を、この日の午前中に鑑賞したというキャスト陣。ウルトラマンになる男・神永新二を演じた斎藤は「自分の少年性というか、スクリーンからもらった映画の夢を全身全霊で浴びた感じ」と興奮気味に語ると「観終わったあとのいまでも言語化できないような感じが続いています」と感想を述べる。
禍威獣対策のスペシャリスト集団「禍威獣特設対策室(禍特対)」の分析官・浅見弘子を演じた長澤も「映画を観てびっくりした」と率直な感想を述べると「禍特対のメンバー一人一人の感情が、ウルトラマンと寄り添うことで感動する人間ドラマになっています」と太鼓判を押す。
禍特対の班長・田村君男を演じた西島も「圧倒されました」とため息に近い感想を口にすると「自分の子供のころに観ていたウルトラマンを作っていた方々の高い志を継承して、いま『シン・ウルトラマン』というすごい映画ができあがりました。いまの子供たちにも深く刻まれる作品になっていると思います」とこちらも自信をにじませていた。
2019年8月に映画化の発表があってから、約3年の歳月を経て、ようやく完成となった。樋口監督は「コロナ禍など大変な事態はありましたが、いろいろな局面で粘り強く作ることができました」と妥協することなく作品に取り組めたことを明かすと「庵野にもリモートでありながら、ものすごく協力してもらって最後まで作り上げることができました。ぜひ観ていただきたい映画が完成しました」とパートナーへの感謝を述べていた。(磯部正和)
映画『シン・ウルトラマン』は5月13日(金)全国公開