「ウォーキング・デッド」キャロル役がスピンオフ降板 ダリル単独作に変更へ
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の人気キャラクター、ダリルとキャロルのスピンオフドラマ(タイトル未定)から、キャロル役のメリッサ・マクブライドが降板した。現地時間27日、米AMCが発表した。
ダリル役のノーマン・リーダスと共に、「ウォーキング・デッド」シーズン1からレギュラー出演してきたメリッサ。2020年に制作が発表されたスピンオフは、ダリル&キャロルを主役とする作品で、メインシリーズ完結後の2023年に全米放送が予定されていた。
AMCは声明で「残念なことに、メリッサはダリルとキャロルにフォーカスしたスピンオフに参加することができなくなりました」と発表。本作の撮影地がアメリカ・ジョージア州からヨーロッパに変わることから、メリッサの参加が困難になったと見られている。AMCは「ファンのみなさんはこの発表にガッカリすると思いますが、『ウォーキング・デッド』ユニバースは今後もユニークな方法で拡大していきます。私たちも近い将来、再びキャロルに会えることを願っています」とコメントしており、The Hollywood Reporter の情報筋も、メリッサとキャロルに別の選択肢があるかどうか検討中であると伝えている。
メリッサの降板によって、スピンオフはダリル単独の内容に変更となる予定。2023年の放送予定は変わらず、「ウォーキング・デッド」に引き続きアンジェラ・カンがショーランナーを務める。スピンオフではそのほか、新旧キャラクターの知られざる物語を全6話で描く「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題) / Tales of the Walking Dead」が今夏放送、マギー(ローレン・コーハン)とニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が主役の「アイル・オブ・ザ・デッド(原題) / Isle of the Dead」が2023年に控えている。(編集部・倉本拓弥)