佐野晶哉、映画初出演でぶっつけ本番のピアノ演奏「震えるような緊張感」
佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)が28日、都内で行われた映画『20歳のソウル』(5月27日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇し、映画初出演で震える思いをしたシーンについて語った。
本作は、中井由梨子のノンフィクション小説を映画化。千葉県船橋市立船橋高等学校で受け継がれている応援曲「市船soul」を生みだした浅野大義(神尾)の短い人生と、吹奏楽部の絆が生んだ奇跡を描く。イベントには、神尾楓珠、福本莉子、佐藤浩市、秋山純監督も来場した。
主人公・浅野大義の親友・佐伯斗真を演じる佐野は、「中学の時に吹奏楽部でサックスを吹いていたので、教室で友達と遊んでいて、『合奏はじまってんで』って別の友達が呼びに来たり、合奏をさぼって先生に怒られたりとか」と懐かしい思い出に触れつつ、「中学・高校時代に送っていた青春をもう一回取り戻させてもらったような(気持ちになりました)」と撮影を回顧。また、本作が映画初出演ということで、「今回が映画初めてやったんですけど、本当に楽しく撮影させていただきました」とはじける笑顔を見せた。
そんな佐野が劇中で演奏するのはドラムとピアノ。佐野は「サックスだったら楽々吹けたんですけど、なぜか監督が、僕がピアノをめちゃめちゃ弾けると思ってらっしゃって……」と、佐野がYouTubeで披露したピアノ演奏から秋山監督が勘違いをしていたことを明かし、「高校でちょっとだけ習っていたぐらい」とスキルについても言及。神尾から「めっちゃ弾けてましたよ。すごい」と絶賛されると、「いやいや、猛練習しました」と素直に打ち明けた。
さらに、大義と顧問の高橋先生(佐藤)が話をする中、斗真が楽曲「Jasmine」をピアノで弾くという、台本1、2ページにわたるシーンは「リハなしでぶっつけ本番」だったそうで、「震えるような緊張感のある撮影の中で、無理やりに楽しく撮影させてもらいました」と吐露。しかし、神尾が「晶哉の『Jasmine』がBGMとしてかかっていたから、すごく感情が入りました」と感謝すると、佐野も「僕も楓珠くんのセリフがあったから感情が入りました」とにっこり。相思相愛ぶりを見せつけ、ファンを笑わせていた。
イベントでは、作品のモデルとなった市船吹奏楽部の吹奏楽とダンスが融合した「吹劇」も生中継で披露された。(錦怜那)