MCU版『ファンタスティック・フォー』からジョン・ワッツ監督が降板 ヒーロー映画から距離置くため
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を展開するマーベル・スタジオ製作の「ファンタスティック・フォー」新作映画から、メガホンを取る予定だったジョン・ワッツ監督が降板した。Varietyほか各メディアが報じた。
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1961年に誕生したファンタスティック・フォーは、4人の超能力者(Mr.ファンタスティック、インビジブル・ウーマン、ザ・シング、ヒューマン・トーチ)が所属する、マーベル・コミック最初のスーパーヒーローチーム。2005年に20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)が実写化しており、2007年に続編、2015年にリブート版も公開。2019年にディズニーがフォックスを買収したことで、ファンタスティック・フォーは事実上MCUに合流することが可能になっていた。
トム・ホランド主演『スパイダーマン』三部作を大成功に収めたワッツ監督。同サイトによると、降板はスーパーヒーロー映画から一旦距離を置くためで、マーベル・スタジオも監督の決断を尊重したという。監督は海外メディアに宛てた声明で、「『スパイダーマン』三部作の製作は私にとって、人生を変えるほどの素晴らしい経験でした。7年間MCUの一部となれたこと、心より感謝します。再び一緒に仕事ができることを願うと共に、最高のバージョンでの『ファンタスティック・フォー』誕生を期待しています」と将来的なマーベルとの再タッグを望んでいる。
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギと共同社長のルイス・デスポジートも、「『スパイダーマン』でのジョンとの仕事は真の喜びです。MCU版『ファンタスティック・フォー』での再タッグを楽しみにしていましたが、我々は彼が離脱する理由を理解し、支援します。再び一緒に仕事ができる機会が訪れると信じています」とワッツ監督との友好的な関係をアピールしている。(編集部・倉本拓弥)