佐藤大志、市原隼人から「本当に大好き」とラブコール
俳優の佐藤大志が14日、新宿シネマカリテで行われた『劇場版 おいしい給食 卒業』公開記念舞台あいさつに出席。ドラマ、劇場版映画と約2年間作品を共にしてきた市原隼人から「本当に大好きなんです」とラブコールを送られた。舞台あいさつには土村芳、綾部真弥監督も出席した。
2019年にシーズン1がテレビドラマとして放送されると、ハマる人が続出し、ドラマシーズン2、劇場版とシリーズ化され、ついに完結編とも言える本作が完成。給食をこよなく愛する教師・甘利田幸男(市原)が、給食のメニュー改革を行う教育委員会の不穏な動きを阻止しようと立ち上がる姿を描く。
甘利田先生と、どちらが給食をおいしく食べられるかというバトルのライバルとなる生徒・神野ゴウを演じている佐藤。ゴウは本作で中学を卒業するが、最初に作品に参加したときは中学1年生だった佐藤も、今年の3月に中学を卒業した。綾部監督は「佐藤くんは中学1年のときからの付き合い。市原くんからいろいろ教わりながら成長する姿を見ることができたのは監督冥利につきます」と感無量な表情を浮かべると「とても嬉しいですね」と笑顔を見せる。
市原にとっても佐藤は心に残る後輩だったようで「本当に大好きなんです」と語ると「『ご飯食べた?』とか『眠くない?』とつい親戚の子みたいに気にかけちゃう」と優しい目を佐藤に向ける。佐藤も「最後の撮影シーンでは、とても切なくなってしまいました」と市原との撮影が心に強く残っていることを明かす。
佐藤にとって、撮影現場で常に全力投球の市原は、頼れる先輩であり尊敬する人物。そんな市原に「どうしてそんなに筋肉があるのに、あんなにすごい動きができるんですか」と劇中で市原が見せるトリッキーな動きに言及する。市原は「2歳から器械体操をやっていて、そのほかにもボクシングや空手などをやっています」と回答すると「現場で最高のパフォーマンスをするためには、まず体力を作ることが大切。そこに主観と客観をいつでも切り替えられる気持ちを持つこと」と役者として大切にしていることを明かすと、佐藤は「僕も中学卒業して高校生になったので、しっかり鍛えます」と誓っていた。(磯部正和)