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号泣…「鎌倉殿の13人」“帰ってきた義経”サブタイトルの意味

第20回「帰ってきた義経」より義経(菅田将暉)と義時(小栗旬)
第20回「帰ってきた義経」より義経(菅田将暉)と義時(小栗旬) - (C)NHK

 22日に放送された三谷幸喜脚本、小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第20回のサブタイトルは、「帰ってきた義経」。このタイトルは何を意味するのか? 放送後、ネット上では「そういう意味だったのか…」「ボロ泣き」など涙の感想が続々寄せられている(※ネタバレあり)。

【ネタバレ注意】「帰ってきた義経」第20回場面写真

 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。第20回「帰ってきた義経」では、義時の忠告をきかず義経が平泉に「帰ってきて」しまったことから、義時が善児(梶原善)を伴い、頼朝から下された過酷な命を実行するさまが描かれた。

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第20回より、“死神”こと善児(梶原善)を伴い義経のもとへ

 頼朝が義時に下したのは、直接手を下すことなく奥州藤原氏の内紛に乗じて義経を討つこと。さらに、無断で九郎を討ったことを理由に平泉を滅ぼすという恐ろしい目的があった。義時が平泉へ向かうと、義経と妻・里(三浦透子)の間に女児も生まれ、義経は平穏な様子。畑仕事に精を出し、かつての「軍神」としての面影はなかった。頼朝の筋書きは、藤原秀衡(田中泯)亡き後、御館となった泰衡(山本浩司)とその兄・国衡(平山祐介)の仲を裂き、泰衡を焚きつけて義経を討たせるというもの。しかし、泰衡を動かすには、義経を再び頼朝に謀反を企てる危険分子に仕立て上げる必要があり、義時は義経を煽るために彼の愛妾・静御前(石橋静河)の身に起きた悲劇を利用した。

 義経と力を合わせるようにという父・秀衡の教えに背き、義経討伐に動き出した泰衡。敵に包囲されつつあるなか、義経は頼朝、そして義時の策略を見破っており、穏やかな表情で「自分の手を汚さず泰衡に討たせる。いかにも兄上がやりそうなことだ。この首で平泉が守れるなら本望だ」と自らの宿命を受け入れていた。なお、義経の傍らには里と幼い娘らしき2体の遺体があった。

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頼朝らの前で、ある決意を胸に舞を披露する静御前(石橋静河)

 とりわけ注目を浴びたのが、頼朝が“帰ってきた”義経に話しかけるラストシーン。哀しげでどこか懐かしそうな表情でこれまでの戦場での武勇伝を聞かせてほしいと言いながら、首桶を抱いて「九郎、すまぬ」と慟哭する頼朝。あまりにも哀しい“再会”にSNS上では「涙が止まらない」「胸が張り裂けそう」「タイトルの意味が刺さる」「帰ってきたってそういう……」「つらすぎる」など悲痛の声であふれ、タイトルのほか「八重さん」「菅田義経」「義経の最期」などのワードがトレンド入りした。(編集部・石井百合子)

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