『トップガン』続編、なぜあの楽曲が採用されたのか…胸熱オープニング誕生秘話
映画『トップガン』(1986)の36年ぶりとなる続編『トップガン マーヴェリック』(公開中)を手がけたジョセフ・コシンスキー監督が、オープニングシーンの演出について The Hollywood Reporter のインタビューで語った。(以下、映画冒頭のネタバレを含みます)
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アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、トップガンに戻ってきた主人公マーヴェリック(トム・クルーズ)が、新世代の若きエースパイロットと共に危険なミッションに挑む本作。前作のメガホンを取った故トニー・スコットから、『オブリビオン』でトムとタッグを組んだコシンスキーへと監督のバトンが繋がった。
『トップガン』といえば、ハロルド・フォルターメイヤー作曲の「トップガン アンセム」とケニー・ロギンズの名曲「デンジャー・ゾーン」が流れる冒頭シーンが、映画史に残る屈指のオープニングとして現在まで語り継がれている。続編の冒頭では、1作目のDNAを継承するかのように、アンセムと共にトップガンを説明する字幕テロップが表示され、夕日をバックに戦闘機が出撃する瞬間に合わせて「デンジャー・ゾーン」が流れた。
ファン胸熱のオープニングシーンが誕生した続編。コシンスキー監督は、「ハロルド・フォルターメイヤーの音楽は、私にとって『スター・ウォーズ』と同じくらい象徴的なもの。だから、続編も1作目と同じような形でスタートさせたかった」と『トップガン』1作目をリスペクトしているからこその狙いだったと同サイトに語っている。また、1作目と続編のオープニングは全く同じではないことを強調しており、「冒頭の説明テロップに男と女(men and women)と入れました。本作では女性も空を飛びますから。みなさんにも気づいてもらえることを願っています」と続編ならではの変更点も明かした。(編集部・倉本拓弥)