ガリレオ新作『沈黙のパレード』に2人の新星!川床明日香&出口夏希が姉妹役
福山雅治主演の連続ドラマ「ガリレオ」シリーズの映画化3弾『沈黙のパレード』(9月16日公開)に、2名の新星が出演することが6日、明らかになった。一人目は、2014年に第18回ニコラモデルオーディションで1万人を超す応募者の中からグランプリに輝き、雑誌「nicola(ニコラ)」の専属モデルを4年半、務めた川床明日香(19)。二人目は、ミスセブンティーン2018で「Seventeen」の専属モデルとして活躍する出口夏希(20)。いずれもモデルから女優へと活動の幅を広げている。
本作は、福山演じる変わり者の天才物理学者・湯川学の活躍を描く月9ドラマ「ガリレオ」(2007・2013)の劇場版3弾。『容疑者Xの献身』(2008)、『真夏の方程式』(2013)に続く本作では、行方不明になっていた女子高生が数年後に遺体となって発見される事件が発生。警視庁捜査一課の刑事・内海(柴咲コウ)の説明によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった男。その男は今回も完全黙秘をつらぬき証拠不十分で釈放され、女子高生の住んでいた町に戻って来た。町全体に憎悪の空気が漂う中、夏祭りのパレード当日さらなる事件が起こる。
川床が演じるのは、舞台となる菊野商店街の定食屋「なみきや」を営む夫婦(飯尾和樹・戸田菜穂)の娘で幼い頃から商店街の人々に我が子のようにかわいがられ、自分の可能性を試してみたいと夢見る並木佐織。川床は「nicola(ニコラ)」の専属モデルを務めたのち、ドラマ「俺の話は長い」(2019・日本テレビ系)やNHK連続テレビ小説「なつぞら」のスピンオフドラマ「十勝男児、愛を叫ぶ!」(2019)、映画『ピア まちをつなぐもの』(2019)などに出演している。
出口は、佐織の妹で活発な性格の夏美を演じる。女優としてはドラマ「コタローは1人暮らし」(2021)、Amazon originalドラマ「星から来たあなた」(2022)などに出演し、今後は是枝裕和監督によるNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」(2022年前世界同時配信)で森七菜とダブル主演を務める。
ドラマシリーズ、劇場版2作に続いてメガホンをとる西谷弘監督は、川床、出口のキャスティングについて以下のように語っている。「並木佐織という娘に、その両親や近所の仲間たちは惜しみなく愛情を注ぎ育てました。そんな大人たちの愛にどれだけ感情移入できるかが、この映画のカギ。そこで、観客がその想いにより共感してもらうためにも、佐織役にはまだ名も無き新人からの抜擢にしてみたいと。それならば妹の夏美役もと、同時にオーディションを組んでもらいました。2人ともお会いしたのは初めてです。2人に共通して言えることは、ベテラン俳優さんたちに囲まれながらも物怖じせずに演じきったこと。その成長のスピードとパワーは『若さ』だけではない。『才能』だと感じました」
キャストはこれまで、田口浩正、酒向芳、岡山天音、村上淳、吉田羊、檀れい、椎名桔平の出演も決定している。
川床、出口のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
川床明日香
オーディションで合格した時は、嬉しさよりも、自分が「佐織」という役を演じきれるのか漠然とした不安がありました。物語としてみると「佐織」は悲しい役かもしれないですが、演じている時は、本当に色々な人達に愛してもらったと感じる時間の方が長かったので、私は「佐織」と過ごす時間がすごく幸せな時間でした。撮影中の西谷監督は、とても集中されていた印象です。時には挨拶しても聞こえないくらい集中されていて、作品に対する真摯な想いを感じ、私も「佐織」をどう演じればよいかと常に考えました。元々お芝居は好きでしたが、ひとつの作品を作るということに参加できる楽しさを感じ、またこの作品を通してやはりお芝居が好きだと思えるようになったので、今後もお芝居を続けていけたらすごく幸せだなと思います。
出口夏希
オーデション台本を頂いて、絶対に演じてみたい!と思った役でしたので、合格した時はとても嬉しくて「おっしゃっ!」 という感じでした(笑)。私の演じた「夏美」は、すごく明るく元気な女の子です。両親やまわりの人達が悲しんでいる時は「私はしっかりしないと」と責任感も強い性格なので、普段より声を張ったり、少し大きめな笑顔などを意識して演じました。そんな「夏美」 の良いところを表現出来ていればよいなと思っています。今回の作品で、お芝居に対して以前よりも前向きに考えられるようになりました。まだ経験値も少ないので、今後は頂いたお仕事に一つ一つ丁寧に向き合いながら、色々な経験をさせて頂いて今後の目標を見つけていきたいと思います。